スペシャル推理クイズ第二弾です!
今回の問題も、時間があるときに解いてみましょう。
問一
pickles製薬会社に勤めていたみかんちゃん、えきゲロくん、アクアくんは、化学ショーをやることになりました。
ショーの内容は、パンフレットに書かれています。これは以下のものです。
・塩酸で水素発生
・水酸化ナトリウム水溶液で水素発生
・塩酸で二酸化炭素発生
・過酸化水素水で酸素発生
・この液は何性?
・水酸化ナトリウム水溶液と塩酸で食塩をつくれる?
・ミョウバンの結晶をつくろう
さらに、パンフレットにはショーに使う液や金属、薬品、道具の内容や特徴も書かれています。
・塩酸って?
塩酸とは、塩化水素という気体を、水に溶かした水溶液です。鼻にツンとくる刺激臭がします。塩酸を、亜鉛、鉄、アルミニウムなどの金属にかけると、水素が発生します。また、石灰石などの水酸化カルシウムを含む物質と反応して二酸化炭素を発生させます。酸性です。
・水素って?
水素は、この世で一番軽い気体ですが、火を近づけると爆発します。そのため、昔はロケットなどに使われていましたが、危険なため今はその次に軽いヘリウムガスが使われています。水素は、酸素と発生して水となります。
・亜鉛って?
塩酸に反応し水素が発生する金属の一種です。磁石にはくっつきません。
・鉄って?
塩酸に反応し水素が発生する金属の一種です。金属の中で唯一磁石にくっつきます。
・アルミニウムって?
塩酸、水酸化ナトリウムに反応し水素が発生する金属の一種です。ボーキサイトを原料としています。一円玉の素材です。
・水酸化ナトリウム水溶液って?
固体(白い)である水酸化ナトリウムを水に溶かしたものです。塩酸と混ぜると塩化ナトリウム(食塩)が発生します。(水を蒸発させると物体・食塩が残る)アルカリ性です。
・過酸化水素水って?
液体です。薄めてオキシドールとして使われます。二酸化マンガンと反応して酸素を発生させます。中性です。
・石灰水って?
消石灰を水に溶かした溶液です。アルカリ性を示します。
・リトマス紙って?
青と赤があり、青色のリトマス紙には、酸性が反応し赤に変わります。赤色のリトマス紙はアルカリ性が反応し青に変わります。中性の場合はどちらとも反応しません。
・BTB溶液って?
酸性は黄色、アルカリ性は青、中性は緑に変化します。
・紫キャベツ溶液って?
紫キャベツ汁を使って酸性かアルカリ性かを見れます。
酸性から順に、赤、赤紫、紫、青、緑、黄色と変わります。
紫が中性です。
・フェノールフタレイン溶液
アルカリ性だけに赤色に反応します。
・ミョウバンって?
温度を上げればあげるほど水によく溶けます。温度をあげて冷やすと大きな結晶ができます。
しかし、うっかりなことに、溶液は容器に記号(AとかBとか)だけしか書いておらず、ごちゃまぜになってしまいました。
さらに、金属は粉状で全部ごちゃまぜになってしまいました。
ショーが出来なくなってしまうので、溶液と金属を分けてあげましょう。
そのために、以下の順に溶液や金属が分かるように作業をしました。
溶液はA~Fまであって、
塩酸、水酸化ナトリウム水溶液、
BTB溶液、過酸化水素水、石灰水、
フェノールフタレイン溶液です。
金属は、
アルミニウム、鉄、亜鉛、銅です。
作業
①溶液Aを溶液Bに入れると、溶液Bが青くなりました。
②溶液Cに溶液Aを入れると、溶液Cが赤くなりました。
③溶液Cに溶液Dを入れても、色は変わりませんでした。
④溶液Eと溶液Fを混ぜて水を蒸発させると白い物体が出てきました。
⑤溶液Fをリトマス紙赤と青どちらにつけても色は変わりませんでした。
A~Fまでの溶液は何でしょうか。
作業の□にはいる溶液を上のA~Fから選んで入れましょう。
作業
①磁石でかきまわし、ある粉を取り出しました。
②残った粉から、□を入れて、アルミニウムを溶かしました。
③さらに残った粉から銅を取り出すために□を入れました。
さらに、えきゲロくんたちは、次の器具を使ってある実験をします。
・過酸化水素水
・オキシドール
・塩酸
・鉄
・ろうそく
・アルコールランプ
・マッチ
・石灰水
やる実験は何でしょうか。
問二
メガゲロくんは、ベリーちゃんにあげる花束を買いに、花屋さんへ来ました。
メガゲロは、ベリーちゃんの要望を元に、花の色や花言葉に合わせて花束を作りました。
・赤いバラ
・ピンクのコスモス
・赤いチューリップ
・黄色のひまわり
・赤いカーネーション
・薄紫のこちょうらん
・白いシロツメクサ(クローバー)
「ベリーちゃん、大好き!」と言って花束を渡すと、ベリーちゃんが、「本当にあたしを好きなの?」と、コスモスの花を手に持ちちぎり始めました。
ベリーちゃんはどの花が気に入らなかったのでしょう?(二つです。)
メガゲロくんがそこらの男子に相談して返ってきた返事を元に、当ててみましょう。
なお、嘘をついている人はいません。ただし、男子たちは自分の言っていることは正しいと思っています。ベリーちゃんは、花言葉にはとても詳しいです。
デカゲロ
「コスモスが悪かったんじゃない?ちぎったんでしょ?」
なかゲロ
「バラが悪かったんじゃないでしょうか。黒い薔薇の花言葉は『憎しみや恨み』ですよ。」
「シロツメクサじゃない?白いってことは色がないから“存在感がない”ってことになると思う。」
ミニゲロ
「バラじゃないの?バラ科は離弁花だから離れるって事になるんじゃない?」
「どれか分かんないや……カーネーションじゃないと思う。母の日にあげるもんね。」
「シロツメクサじゃないの?クローバーは五葉だと悪いって聞いたことあるよ。」
「チューリップは、冬の間土に埋まっているから寒そう。何か縁起が悪そうじゃない?」
あめゲロ
「こちょうらんかな?紫ってポイズンで毒って(同じです)感じがする。」
かきゲロ
「ひまわりは、あの花の中で唯一恋とか愛の色っぽくないから、ひまわりじゃない?」
「シロツメクサの花言葉に『復讐心』があったよぉ。きっとシロツメクサのせいだよぉ!」
「コスモスは、秋の花だから、『枯れ始める』っていうのを意味すると思う。」