はぁー、朝起きたら右手がドリルに、左手がスコップに改造されててまいりました。

工事現場では僕なんかでも役に立てるのでしょうか?とにかく生活しづらくてかないません。

穴を掘ることだけに特化した改造人間
に希望はあるのかな・・
なんて絶望にくれていると

ピンポーン

家のチャイムがなりました。
ドアノブをひねる事も難しいのでドアにドリルで穴を開けて外の様子を伺うとそこには20代前半の女性が一人。

「よろしくお願いします。今日、八坂さんの身の廻りのお世話をさせていただくミキです。」

なんだか可愛らしい女の子がよくわからない事を言っているなと思ったけど、よくよく話を聞いていくと、
どうやら、僕を寝てる間に改造した人がアフターケアとして毎日一人僕の身の世話をしてくれる女性を派遣してくれるらしいのです。

始めは僕も懐疑的だったのですが、

・・それはもう、なんでもしてくれるのです。

いやいや!それは自分でやるから!大丈夫だから!と言っても聞きません。

「大丈夫、仕事ですから^ ^任せてください。」と言ってニコリ。

ミ、ミキちゃん。。


僕の右手のドリルがギュンギュン回り出した。


おわり



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