起業家の不都合な真実 その1 | TOKAオフィシャルブログ

起業家の不都合な真実 その1

コーチング、セラピスト、占い、フラワーアレンジメント、士業の資格取得。
色々な専門知識を養成講座や資格講座で学び、資格を取り、独立できた!
夢の独立、自由に活動できる。時間の融通が利く働き方ができる!!

・・・でも、うまくいかない。集客できない。売れない。利益が出ない。
何が足りないのだろう??
あぁ、知名度・ブランドさえあれば!!
もっと資金さえあれば!!

これは、そのどちらも手に入れた状態で起業したある特別な起業家の話です。
幸運にも圧倒的知名度と、潤沢な資金を手にした状態で独立・起業。
彼のはじめての起業から、起業家の不都合な真実が透けて見えてきます。

<はりぼて>
理系で知名度がないブランド力の低い大学を卒業をなんとか卒業し、
大手印刷会社へ就職。理系・電気工学について学んだことが活かせそうなICカードの部署に所属となった。
入社した西暦2000年は、SuicaやETCがスタートするなど、まさにICカード元年。
一気に市場が立ち上がり、ICカードが日本全国へ爆発的に普及していく流れを仕事を通じて体験した。

私は得意先も営業部門も深く理解することが難しいICカードの中身がわかる部署にいた。
その専門性が高く、良い意味で特別なチームだった。一部上場企業で、特別なチームにいることが、
私にブランド力をくれた。

2004年、7つ年下の音大生の彼女ができた。最高の時間を共にしたけれど、6ヶ月後に振られた。
別れたい理由を質問したけれど、「ごめんね・・・。」と謝るだけで最後まで教えてくれなかった。
別の男ができたり、好きな人ができたなどの理由ではないことだけわかった。

私は失意のどん底へ落ちた。家にいても、通勤途中も仕事中もすごくつまらない。
理屈っぽい私は、振られた理由がわからないことがもどかしかった。
落ち込んでたくさん考えた結果、私はブランド力に頼っていること、
自分磨きをちゃんとしていないことに気づいた。

テニスやダーツ、スキューバダイビングなど、遊びは幅広くこなすし、
パソコンは開発者を除けば、いわゆる仕事術の類いでは、かなり詳しい方だった。
でも、それだけだった。

・・・。


・・・このままじゃ、ダメだ!


くやしさ、振られた状態に手を打ちようがない、原因を知ることすらできないもどかしさ、
未練がましい自分、情けなさ。
改めて考えてみれば、できないことの多さ。無力感、自分磨きを怠けていたことへの後悔、
色々なネガティブな感情を味わい尽くした。
その時に出てきた魂から出てきた言葉が、「このままじゃ、ダメだ!」だった。

自分を変える決断をした。成長にFOCUSした。
まさかこれほど人生が変わることになるとは、その時の私には想像しようもなかった。

2つのルールを決めた。この方針は本当に効果的だった。

「成長するには学ぶ体験が必要だろう。体験が圧倒的に足りない。まよったら、やるようにしよう。」
「クリスマスが過ぎた。2005年が始まる。2005年の1年間は自己成長にトコトン時間とお金を使おう。」