前回の続きです。

 

頭の食べたい欲求が止まらずに、心や身体が食べたいのかどうかを知ることが出来ない。

という悩みに対して、空腹感と満足感は違うスケールで図る必要がある、というお話をしました。

 

最初からお読みになる場合はこちら↓

 



 

 

 

 

では実際にどのように図るのかですが

これは感覚ですので明確に伝えることは難しい類のものですが

自分の中にある答えを探す作業なので誰でも知ることができます。

 

是非普段の食事で空腹感を感じたときに、

それがどこからくるシグナルなのか、

それは具体的にどんな感じなのか、を調べて(観察して)みてください。

主には胃の底のところから胃酸が出る感覚や胃の空っぽ(軽さやスペース感)、

人によっては血糖値がさがることでのふらつきのような感覚、

または頭の中に食べ物が浮かんできたとき、という方もいるかもしれません。

 

同時に、食べている最中に満腹感のシグナルも観察してみてください。

満腹感は胃の満たされ度(胃の重さやふくらみ)と味(口の中)の満足感、

そして体全体の充実感(血糖値の上昇や体温の上昇などで起こる体全体が満たされた感じ)などで把握します。

 

ここだ!と明確にその場所を指定する必要はありません。

実際は身体の感覚というのは複雑で、

「どこかは分からないけれども感じている」という感覚は大いに起こります。

特に満足感に関与する充実感などはそのたぐいのものだと思います。

 

ただそのシグナルは、空腹感と満足感では別の物であるということ、

それゆえ、空腹感と満足感のスケールも別であるということ、

を理解し、その両者をマインドフルに観察することで

空腹感の時の食べたいという衝動に対して

冷静に対処する力を育むことができます。

 

是非ご自身の空腹感はどこから来ているのか?

満足感はどこで感じているのか?

を観察してみてくださいねにっこり