ヨガフェスタの合間ですが、ちょっと別記事を指差し

 

ヨガフェスタでご相談頂いた食欲コントロールに関する内容です。

 

 

 

食欲は心の一部です。

だから自分という存在が揺れたり乱れたりすれば、当然食欲も揺れます。

 

食欲のコントロールができなくなる理由は様々にあります。

なぜなら、ストレスの原因となるところが様々に有るからです。

 

そして、同じ事象でもそれをストレスと思う人もいれば、そうでない人もいて

これがあるからストレス

これが起こったからストレス

という断定はできません。

 

そして、「え?それが?」と一見他人が理解できないということが原因になっていたりもしますし

そもそも自分がそれ(原因)に気づいていないこともあります。

 

 

 

食欲が暴走する要因として

 

「自分をいじめたくなる」

 

ということもあるのをご存じですか?

 

 

「え?自分で自分をいじめるの?」

「誰しもが自分の幸せを願っているものでしょう?」

 

と思いますよね。

もちろん、私達は誰しも自分が不幸になることは願っていないでしょう。

 

 

しかし、矛盾しますが、自分をいじめるということで

心のバランスを保っている場合というのが存在するんです。

 

 

 

 

あなたは「良い子」でいようとしすぎていませんか?

 

 

 

TPOに合わせた立ち振舞

他人から評価されるように装った行動

言動を制御している自分

 

これらを自分に強いている場合、

心がそれに耐えられなくなってわがままを言いたくなる。

 

 

しかし、他人にはそれが言えない。

 

わがままを出せない。

 

そうしたときにわがままの対象は

どこに向かうと思いますか?

 

そう、自分、です。

 

 

インナーチャイルド

 

という言葉を聞いたことが有る方もいるかも知れません。

 

 

インナーチャイルドとは、直訳の通り「内なる子ども」という意味で、誰しもが持つ、生まれ持った心の領域です。

これと対比する言葉として、インナーアダルトという言葉がありますが、これは生まれてから今までの間に学び、身に付けた領域です。

 

私たちは、生まれて自我が芽生え、大人になっていく過程で、主に両親や保育者との関係を通してありのままの自分という存在を認めてもらい、その結果自分という存在を自分自身も認めることができるようになります。

 

しかし、機能不全家庭(問題を抱えている家庭)で育つなどの理由で、自分自身のインナーチャイルドが健全に育たないと、

大人としての考え方が持てず、社会生活を送ることや人間関係を築くことが難しいと感じ、生きづらさを感じることもあります。

 

 

このインナーチャイルドは大小の差はあれど誰しもが持っているものです。

そしてチャイルドという言葉を使っているように、そのありようは子供なんです。

 

嫌なものは嫌

悲しいものは悲しい

愛されたいものは愛されたい

抱きしめてほしいものは抱きしめてほしい

 

そこに理性的な思考は入っておらず

ただそうありたいという純粋な気持ちがそこにあります。

 

 

 

大人になってもインナーチャイルドの声はあります。

 

それを適切に解消できれば良いですが

抑圧、無視(ネグレクト)という形でしか自分自身と関係を持てなくなった場合、

インナーチャイルドがわがままを自分自身にぶつけてきます。

 

私は「いじめる」という敢えてインパクトの有る言葉を使いましたが

実際はいじめたいのではない。

 

ただインナーチャイルドは、

わがままな、

言い方を変えると

ありのままの自分の声を聞いてほしいだけなんです。

 

このストレス社会では、

比較や評価が義務教育のプロセスでも行われているシステムの中では、

良い子でいるということが当たり前になっていると思います。

 

良い子でいようという意識すら無いかもしれません。

 

しかし、それによりインナーチャイルドの声を無視(ネグレクト)してしまっている場合

インナーチャイルドのわがままの矛先が

自分自身に向いてしまうこともあります。

 

どうか、そんなときは

精一杯の愛を

優しさを

労りを

自分に向けてみてください。

 

もし自分に優しさを向けるということがわからないという場合は

まずは心の耳を育てましょう。

 

ただ声を聞くだけでいいんです。

インナーチャイルドはありのままの自分を認めてもらいたいだけなんです。

 

 

心の耳を育てることが、内なる自分を癒すのだと、私は思います。