闘いが始まった‥⑬ | 脳梗塞の妊婦。そして母。

脳梗塞の妊婦。そして母。

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みえない障害の辛さ。


複雑な思いになる。


時々思うこと。





『私は両目の左半分が見えません。』


『私は左半身が、痺れて重くて一生懸命に動かしてます。』




…って身体のどこかに書いてしまいたい。

知らない人が見てわかるように書きたい。





…そう思うことがある。


病院に行って先生と話す時も、先生には私が見えてるだろうけど、私の目には
先生が半分消えかかって見える。


以前は半分消えていた。



けど…


最近自分で何かを身につけたんだろう。

ちょっと左に目をずらすことで、消える割合がちょっと少なくなる。



だから
ちょっとずつだけど

『私なりの見やすい位置』

を探している。



けど結局は見えないから、また悔しさと情けなさで落ち込む…。



それの繰り返し。


みえない障がい。



苦しい。





孤独…。






ひとりでの闘い。


この静かな闘いは終わらない。





自分に勝つしかない。


自分に勝ちたい。


ひとりはやっぱり心細い。



結局いつも始まる不安は

この

『目』

から。


そして今度は麻痺の

『身体』

に……。



抜け出せない世界。



抜け出したい…






そんな自分のことも考えながら

日に日に大きくなっていく娘の成長が、嬉しいようで不安で怖い。




この身体で…




私は娘を…

守れるのか。

支えられるのか。






そう考え出すと
普通のお母さんでいられなかった自分が悔しい。




家族みんなでの闘いが始まる……






本当は…

私が倒れた日から

みんながそれぞれに闘っていた。


みんなでの闘いはもう始まっていた……