私の携帯に残る
ある1つの画像があります。
…日付。
2012年8月21日。
私の実家がある、これもよくブログに出てくる…唯一のショッピングセンター。
そのショッピングセンターで、妊娠8ヵ月のお腹を抱えて私は、長女とオモチャ屋さんの前で遊んでいました。
見本で並んでいるたくさんのオモチャ。
あの時、2歳3ヵ月だった長女。そのオモチャ屋さんの前のオモチャから、なかなか離れられずにいました。
…その姿を
私は携帯でパチリ。
…その画像の5日後のことでした。
私は長女の隣から…
…消えるのです。
…1年7ヶ月前の出来事。
…トキはなかなか動き出さずにいました。
でもこれではいけない。
4月からは主人の実家近くにある保育園に行くことが決まった長女。
また離れ離れの日々。
主人といま、考えていることがあります。
私のこの目と身体を考えての…
これからのこと。
家族4人のこと。
主人と私の今の決断。
小さな小さな家でいい。
…マイホームが
ほしいと。
アパートでの生活はもう…無理と判断。
たった3ヶ月だった。
私の目と身体のことを考えると、私の実家近くに住めるのが一番よい選択なのではないかと、主人と話をして考えました。
何かあったら、私もすぐに助けを呼べる。
車の運転が好きだった私。
…でももうそれは夢となりつつあります。
この私の視野と身体では…
…ね。
そしてもうひとつ。
次女が1歳になったら、またどこかの保育園で保育士として働こうと思っていた私。
1年7ヶ月前までは…
…ね。
でももうそれも夢…。
私のこの身体では、たくさんの子どもたちは守れない。
…だから…夢。
そうなるとマイホームは主人の手にかかってくる。
…でもココだけの話…
主人の手だけではかなり苦しいのです。
でも私は…
こんな身体でも…
家族4人のマイホームがほしい。
私の実家があるところは、長閑な長閑なド田舎です。
でもね
何もかもがあったかい。
みんな家族みたいに。
家の窓を開ければ、緑が見えて空がある。
すずめも。
花の香りに、季節の香り。
つくしにおたまじゃくしに、カエルの声。
田んぼをみながら四季が感じる。
秋にはよく、友だちの家の柿やナツメをとって食べながら帰ったっけ。
あいさつすれば、みんなが笑顔で返してくれる。
いろんな話をしてくれる。
…買い物するには不便ではあります。
車がないとどこに行くのも難しい。
…でも
そんな田舎で、家族4人で静かに暮らしたいのです。
私たち家族の夢。
そのために、こんな私でも何かしたい。
こんな私だからできることもあるんじゃないか。
そこでふと思ったのが…
本が書きたい。
そう思いました。
神経内科の先生に言われたこと。
私のようになる確率は…10万人に3~4人だそうです。
10万人!?…
……
正直、いまでもピンとこない数字です。
宝くじに当たるより…難しいよね。たぶんこの確率。
そして妊婦での脳梗塞。
…たぶん…そんなに例がないと思います。
私が運ばれた病院でも、初めてと言われました。
…そんな人に私は
ある日選ばれました。
私のようになる人はめったにいないとしても…
突然にいろんなことが起こるんだってことを伝えたい。
普通。
あたりまえ。
…簡単に使うこの言葉が、どれだけ奇跡なのかを伝えたい。
私の体験したこと、思ったこと、感じたこと…
こんな人生を送っている人もいるんだってことを…
知ってほしい。
残したい。
このブログを
本にしたい。
まだまだ付け足してね。
どこかの出版社の方が、このブログを見つけてくれて…
『一緒に本を書きましょう~!!』
…なんて…
夢のような話が舞い降りてこないかなぁ~…☆
マイホームと本の話でした。
変わるんです。
私。
前へ行くんです。
私。
…明日もたくさんのところで
幸あれ☆