歴代猫の話 その1 | よねこ ねこねこ日記

歴代猫の話 その1

私が猫と出会って、飼い始めてからもう20年になります。

そのとき、私は小学生でした。



神戸の叔母の友人が、理由は分からないのですがペルシャ猫(チンチラ)を手放すことになり

飼い主を探している、とのこと。

うち2匹は、私の叔母が引き取り、もう2匹は 私たち家族が面倒を見ることになりました。

当時大阪に住んでいた私は、電車と車で2時間かけて神戸へ行き、猫を引き取りました。

成猫のふわふわ毛並みの猫たち。名前はジェンマ(♂)とソフィア(♀)。

ジェンマは甘えん坊で人懐こく、ソフィアはクールでマイペースな子でした。


もちろん、家族姉妹 全員でかわいがりました。

子どもも生まれました。

我が家では全部で6匹生まれましたが、1匹は死産、2匹は親戚の家に里子に出しました。

残る3匹のうち1匹は家に残り、ほかの2匹は一時期祖父母の家で飼われていましたが、

2年後に我が家で再び引き取り、その後、それぞれ天寿を全うしました。


しかし、親であるジェンマとソフィアは、「これ以上猫が増えると飼えない」と

最後の猫が産まれて数ヵ月後、九州の叔母の家に引き取られていきました。

そして、叔母の家では外も自由に歩かせていたらしく…数年後、ジェンマは交通事故死し

ソフィアはほぼ同じ時期に姿をくらました…と聞きました…

年齢はおそらく8歳くらいだったと思います。


当時 ペットの放し飼いは良くあることでしたが 今では最早考えられないことです。

そして いくら家の金銭事情があったにせよ、一度引き取った猫を再び手放すなど

してはいけないことだったいう事が 大人になった今では 良く理解できます。

そして避妊・去勢手術をするべきだったと…

そうすれば、ジェンマもソフィアも九州の地で生涯を終えることはなかった。

本人たちは 幸せだったのか…?それは…分かりません。

人間の視点からすれば 幸せだったとは 到底思えません。



当時小さかった私には まだそこまで理解することができず、

健康なのにわざわざ「身体にメスを入れて手術すること」がかわいそうとしか思えませんでした。

両親は おそらく手術費用を負担するのが金銭的に厳しかったのでしょう。

何せ 家には私を含めて子どもが4人いたのですから。


今まで飼って来た歴代猫のことに関しては 後悔もたくさんあり、感謝の気持ちもたくさんあります。。

動物の命の大切さを いっぱい学びました。

それはまた 別の機会で。



明日はいよいよ 子猫たちとお見合いです。

野良ちゃんだった子猫。どんな性格の子たちだろうか??