さて、フロント嬢は、美容師のランク表を示しました。そこには




   トップデザイナー


   サロンリーダー


   アートリーダー


   セレクトスタイリスト


   スタイリスト




と印刷されてました。


「初めてのお客様には、サロンリーダーかアートリーダーをお勧めしてますが…」




それぞれ微妙に料金が違います。


が、以前、地元で、毎回違う人に当たり、一度、自分でやった方が遥かにマシという目にあい、


初心者も店一番の技術者も同一料金よりは


考えようによっては、公平かと思いました。




夫がのちに


「じゃ、最高ランクを頼めばよかったのに」と有り難くも…簡単に言ってくれましたが、


そうはいきません。




159円以上のクリニカは、なるたけ買わないドケチ主婦としては、


いかに良心的な値段で、いい結果が出せるか


ここは思案のしどころです。




銀座まで来て、カットの練習台になるわけにはいきません。


しかしトップは分不相応。


見ると、アートリーダーの備考欄に「コンテスト入賞者」と書いてあるので、


平スタイリストやセレクトスタイリストはやめて


「では、こちらを」となりました。




果たして、登場したのは、さきほどの彼でしたビックリマーク






つづく


(注 数年前のことではありますが、お店の特定を防ぐため、設定とランク名称など変えております)