2024年1月20日(土)に、なごや福祉用具プラザ主催の食事の道具活用講座に参加しました。

    
多職種で考えよう食事の支援
「摂食嚥下の基礎知識」小島香先生(言語聴覚士)
「食形態と栄養補給から考える嚥下調整食」福元聡史先生(管理栄養士)
「口腔ケアの実際」松永奈津希先生(歯科衛生士)
「食事姿勢と道具の活用」長尾美幸先生(作業療法士)


講義と各回で演習がありました。


講義は、参加者の職種を見て、講師の先生方々が内容を何度も練り直しされたそうで、とても分かりやすい内容でした。

演習では、
・歯を使わず、口の上下動だけでお煎餅を飲み込むと喉に詰まる。
・とろみを付けた水は、美味しくない。
・固いままの刻んだ食べ物は、嚥下調整食とは言えず、とろみで餡かけにしたり、粘性のある調味料を混ぜると良い。
・口腔ケアのスポンジ自分の舌を拭ってみたら、とてもくすぐったかった。
・ベッドのリクライニングを寝ている状態から座位を取れる位まで上げたら、背中の圧抜きをしないと喉が閉まって苦しい。
など、体験しての気付きが多くありました。

人が食べるためには、口腔内を清潔にし、食べる姿勢と食具を含めた環境を整え、食べ物を見る→噛む→まとめる→飲み込むのレベルにあった嚥下調整食を用意したり、機能維持向上のリハビリが必要と学びました。

今回は基礎編でしたので、事例に基づいて検討するなど、より実践の内容を深められる講義にも参加したいと思いました。