ええ、先日はわたくし、バースデーでありましたの。
21歳なりたてホヤホヤですの(気持ちは♡)
それで、バースデー明けにゼミでの発表がありまして、数日間その課題に修行僧のように真摯に取り組んでいたおかげで、バースデー当日には課題も終わり、解放宣言でしたの。

最近、なんだか体の調子もよくなってきて、ルンルンでご飯に行ったのであります。

早めの時間に夕食をすませ、ちょっとタリーズでちめたいアイシュコーシーでも胃に入れてくかと、タリーズで一休みしておりました。


そこに忍び寄る、不審な影。

お腹いたい?

ちょっと、あそこの雑貨屋みて帰ろうと思ったのに、無理?

ん?

なんか貧血もきたぞ?

ん?

あ、いつもの貧血症か?

ここからトイレ遠いぞー。

どうする? おちつけ。考えるんだ。


おっと、不運な事に今日のは手強そうだ。

あいつだ、恥も外聞もないパターンのやつだ。

ううぅーーーーーーーキタ━━━(゚∀゚)━━━!!!

ゴロン。タリーズの床に転がりましたわよ。

転がったっていうか、上向く余裕もない。

うずくまる。

エルサレムの方角かは不明だけど、うずくまって、お祈りのポーズ。

もう、この時点で、恥とは絶交した。

さよなら、私の羞恥心。

脇目もふらず、タリーズの床でうずくまったり、横向いたり、上向いたり。回転。

近くにいたお姉さん、ほんと、びっくりさせてごめんなさい。

あなたの優雅な日曜のティータイムを無茶苦茶にしてごめんなさい。

一緒にいた人の足下でうずくまってるから、なんか王様に深ーい土下座してる奴隷みたいになってた。


でも、私、今それどころじゃないのーーーー。

汗、汗がびっしょりで、さっき化粧直ししたのに、おでこに、おでこに...

おでこに髪の毛がベタって張り付いて、波平みたいになってる

波平の髪型がよくおもいだせないけど、とにかく面白い事にはなっている。

ペタって。



椅子の足を持って、なぜか力む。

溺れてないのにわらをも掴む。



痛みで気が遠のく( ̄ー ̄;、あぁ、あっちへもっていかれそう...

椅子を掴む手も足もしびれてきて....

今日は強敵過ぎる。誰かリングにタオルを...

呼吸が、乱れる。ってか、完全に過呼吸だぜ。

「ううぅ....。」珍しくうめき声までもれた。うめき声ひとつ頂きましたー。

っとか、わたし劇場@タリーズを繰り広げてるうちに、車いすが現れた。



救急車を呼ぶっていわれたけど、待って、待って。今私が求めてるのは救急車じゃない。

都内では救急車は数秒に1回出動してるの。重傷者のために。

前に十二指腸潰瘍で倒れたときに、PCまで張っていって調べたら、そう書いてあったの。

だから、だからー。呼ばないでーーーー。

(前回もこれで呼ばずに病院まで歩いてったら、救急車使って下さいって言われた。)

それよりトイレーーーー。私が求めているのは、そっちー。

救急車はトイレでおいおい考えるので、今は私をトイレに導いてーてーてー。



貞子ばりに車椅子にのり、「先にトイレ。」と呪いの言葉をはく。

トランシーバー持った2人の防災係員さんが誘導しながら、貞子を移送。

そりゃ道があきましたよ。



もう貞子ver.のわたしもデローーーーンってなってた。耳もよく聞こえないしー。

でも、車椅子から落ちるのだけは、死守したい。

なになにー?とかって道をあけるカップルの目の前とかで落下したくない。

波平と貞子を足して2で割ってる姿かもしれないけど、それだけは、したくない。

デローーーンってなりながらも、貞子ポジション死守。



障害者専用トイレって、便利!

車椅子ごとぶち込んでもらった。

もう鍵とかかけてる余裕なし。

タリーズには絶対蒔いてはいけないと、胃に言い聞かせ、ここまでたどり着いた。

はい、便器とお友達のシーン。(マナーある大人なので自粛します。)



鍵をかけないと自動でライトが消えてしまうんだけど、どーでもいー。

暗くても、明るくても、具合が相当悪い。

むしろ貞子は暗い方が落ち着く。



しばらく、便器とお友達状態で緊密な絆を築くが、どうもこうも貧血が治まらない。

でも、デローーーーンは解消され、貞子っぽさはきえていく。

しゃがんでいられるくらいにはなった。さよなら、貞子。



ベルトとブーツが窮屈で、とりあえず両方外して、その辺に投げ捨てる。

そのままトイレの床に豪快に寝て天井をあおぐ。

だいぶ良くなってきた。自宅かと思うくらいくつろいでいるポーズだ。

気がついたら波平ヘアーも消えていた。さよなら、波平。


車椅子で駐車場まで運んでもらい、車に乗せてもらった。

タリーズのみなさん、床で寝てご迷惑をおかけしました。

お客さんも、特に横のお姉さんごめんなさい。

大丈夫ですかと声をかけてくれたの、聞こえてましたよ。

返事は返せなかったけど、大丈夫じゃなかったから。

防災係員の方、冷たいタオルも用意してくれてありがとうございました。

そして、一緒にいた方には本当に驚かせてしまい、ごめんなさい。

いったん治ると、ケロッとしてて、さらにすみません。


何か食べ物のアレルギーかもと言われたので、ちゃんと検査にいってきます。

もう二度とタリーズの床でゴロンしないように。

奴隷と王様ごっこしないように。

おでこが波平みたいな貞子にならないように。