第２部 朗読劇
『虹色の硝子』
人里離れた山の中腹に建つ
全寮制男子校 祠堂学院高等学校
ここで僕は運命を大きく変える
出逢いをした
その人はアメリカ生まれの帰国子女で
いつでもクラスの中心的存在
・・・・・・・
まるで雲の上の存在
でもその人は僕に言ってくれたんだ
マイクの調子が悪く中断する
会場も暗くなったまま
やさしいおだやかな声で
「少々お待ち下さい」
大ちゃんの声
まだ時間がかかります
するともう一度
「もう少しお待ち下さい」
マイク通しての声じゃあないので
小さいんですが会場が静かなので
聞き取れます
改めて最初から
人里離れた・・・・・
・・・・
タクミ愛してる
なあタクミ、これ渡してなかった
ン？なに？
タクミへのアメリカ土産
ええっ僕に？うれしいありがとう
親父の会社の近くのジュエリーショップで見つけたんだ
きれいなガラス細工だね
・・・・・・
・・・・・・
（ここは映画本編にないですよね
すみません原作読んでないので
あやふやで）
なあタクミ、こっちにこないか
・・・・
・・・・
俺とキスするのがイヤなのか
イヤじゃないよ でもああやってみんなの前じゃあ
なら今は誰も見てない 今ならいいだろ
・・・・
こんな時簡単にそんなこと言うな
ギイ何処行ってたんだよ
ギイ昨日の事きにさわったならあやまるよ
昨日のこと？
・・・・・・
・・・・・・
なあタクミひとつ頼まれ事をしてくれないか
頼まれ事？
・・・・
彼は１年の中でも１番の美形だ
パーティーに華は不可欠だ
ギイ、パ－ティーって
それにどうして森田くんなの？
なにかあったのか？ギイと
・・・・
ギイなんか僕にあきちゃったみたいなんだ
いきなり何言い出すんだよ
きっとギイみんなの前でキスしたことを僕がイヤがったからあきれてるんだ
・・・・・
・・・・・
ええっどうして森田くんが？
トリックオアトリート♪遅かったなタクミ
ギイ、どうして森田君が・・？
俺が誘った で、一発ＯＫ！
・・・・・
・・・・・
お前の弾く音、森田くんにもぜひ聞かせてあげたいんだ
みんなも聞きたいだろ
わかったよ
ここではけていったたっきーの声が
（終わった、出番終わった）
大爆笑！
まおくんが
「赤池くん」
大ちゃんまで
「なんか聞こえたなあ」
たっきーが悪かったわけじゃあないんですよね
マイクが入ってただけで
なんかほんわかしっちゃったけど
まおくんスッと続けます
あんなに森田くんと喋って笑ってそんなに彼がいいの？
彼が好きなの？
どうしたタクミ 曲の途中じゃないか
・・・・・・
・・・・・・
タクミ待てよ
もういいんだギイの気持ちはわかってる
違うんだタクミ話を聞け
・・・・・
・・・・
聞いてくれるか俺の話
今日のパーティーたけしのお別れ会なんだ
・・・・・
・・・・・
俺はあいつを死なせたくない
タクミあいつはいいやつなんだ
あんなギイの姿僕は今まで見たこと無かった
寝たか？
うんん、色々考えちゃって
こっちにこないか？
・・・・・・
・・・・・・
タクミ頼む
でないと眠れそうにないんだ
俺をつかれさせてくれよ
・・・・・
・・・・・
森田くん葬儀にはこなかったね
これで全部終わっちゃったんだね
ギイその手紙は？
たけしの親族から預かった
・・・・・
・・・・・
鈴木くんの人生って、まるでもろいガラス細工みたいだね
・・・・・
・・・・・
ギイ僕は幸せだよ こうやってギイと一緒に愛し合える
タクミ・・・
『虹色の硝子』予告が流れて
同窓会にはいります
まずは、朗読劇をやった
まおくん、大ちゃん、たっきー３人の挨拶から
まおくん
雨ふってしまいましたね。
どこのイベントでもコレから始まるんです
懐かしかったし、ばっしーなにやってるのかなとか思いながら
すごく楽しかったです
大ちゃん
冒頭から少々お待ちくださってありがとうございます
ああいう時どう対処しようかと思ったんですが
地声で少々お待ちくださいと出ちゃいました
たけしのところは目頭が熱くなりました
自分達でみても何回も泣けるという作品になりました
たっきー
俺のとこはミスとかじゃなくてアドリブの・・・
会場 ええーっとなり、たっきーがあやまります
大ちゃんが
「浜尾がナイスフォローだった」と言うと
たっきーが
「あとでチロルチョコやるよ」と
（チロルチョコと聞いてギャングスタのチロルチョコ
まだ食べてないな～って思いました）
ｼﾓﾓﾄさんが感想いいですか？と話し始めます
ギイがアメリカに行っていてお土産を買ってきたよと
ニューヨークのジュエリーショップで買ったんだよと
タクミのお土産の話をしてる時の
そのジュエリーショップがランジェリーショップだと
・・・・・・まあジュエリーでもランジェリーでもいいかなと
するとたっきーが
「大ちゃんが言いたいこというわ
あんた何言ってんだよ！」と
今日は１部からたっきーとｼﾓﾓﾄさんの
ﾊﾞﾄﾙがすごく面白かったです
yura