2008年6月3日 入院8日目
6月5日のカテーテル検査まで特にやることはない。
暇な一日です。
毎週火曜日は、教授回診の日。
そう、今日は火曜日です。
先週の教授回診のときは、
まだ入院手続き中で、病室には入っていなかった。
なので、教授回診は今日が初めてだ。
10時50分頃
来た来た。第二内科S教授を先頭に、各患者の主治医が7~8名。
一番後ろは学生か研修医くらいの、いかにも勉強ですって感じの人たち。
S教授は、患者の治療内容・状態をきいて主治医に指示をする。
その後、患者一人ひとりに声をかけていく。
やさしく、柔らかい話し方で、何か安心させてくれる感じだ。
僕のところでは、主治医のSN医師から説明を聞いた後、
「放っておくと心臓が止まってしまう不整脈だから、よく検査しましょう」
って言われた。
心臓が止まる不整脈?
話し方はやさしいが、言葉は重いなー
さて、
お昼ごはんを食べ終わった頃、SN医師が来た。
6月5日のカテーテル検査の説明だった。
先日の説明で、6月5日は腕からカテーテルを入れると聞いた。
今日の説明では、腕のほかに、脚の付け根からも入れるとのこと。
冠動脈に、「アセチルコリン」という薬を入れて、攣縮の確認をするらしい。
もし、攣縮して不整脈や、その他の不具合が発生した場合に備えて、バックアップ用として脚の付け根からカテーテルを入れておくそうだ。
このカテーテルの先端に体外式ペースメーカーを取付けて、想定外の時、使用するとのこと。
体外式ペースメーカーについて
SN医師 「私が以前いた病院ではやっていませんでした」
「ここの病院では万が一に備えて入れるようです」
僕 「先生はずっとここの病院じゃないんですか?」
SN医師 「私はここに勉強しに来ているんですよ」
へー
SN医師は勉強のため、ここの病院に来ているんだ。
いろいろ大変なんですね。
そして夕食後、
同室のTさん、UさんとICD談義。
この時、ICDを入れている人から生の声を聞くことができた。
これは僕にとって、とても大きなことだった。
日常生活や仕事での制限、植込み手術、そして誤作動など。
今までわからない事ばかりだったけど、二人の話をきいて、
ICDがとても身近なものに感じられるようななった。
そして、10月にICD植込みを勧められることになるが、
この時の二人の話が、ICD植込みを決める大きな要因となった。