ショッキングなことが比較的身近でありました。


具体的な内容は書けませんが、とある会社が組織的に仕組んで監査人をだましていたことが分かりました。

監査人の目をごまかすためだけにみんなしてグルになって結構大がかりな作業をしていたようです。

監査は性悪説で臨まないといけないと頭では分かっていますが、比較的身近でそういうことがあるとかなり衝撃的ですショック!


そういえば、裁判官をやっていた友人も、ちょっと人間不信になるよ~と言っていたのを思い出しました。

だって、目の前の2人の人間が、グレーになり得ないような事実についての場合であっても正反対の主張しているんですから。

事実はひとつなのに、どちらも切々と訴えていて本当のことを言っているようにしか思えないのに・・と。



話を監査に戻しますが、やはり、監査実施にあたっては常に職業的専門家としての懐疑心を保持するとともに、「いつもの」監査手続自体もたまには疑ってみる必要があるのだろうと思います。

毎年必ず実施する鉄板的(←芸人用語。)監査手続は効果が高いから実施するのですが、毎回全く同じ手法によっていると、実施されるほうも当然だんだんポイント・要領が分かってきて、ここさえ押さえておけば大丈夫というのがつかめてしまいます。

これは、何かしようと思っている人にはバッチリなお膳立てですよね。


なので、時々はちょっと変わったアプローチを試みてもいいかもしれません。

ただし会社の方にはかなり煙たがられるおそれがありますが。。

そんな時は、目の前の担当者の方の肩越しに、投資家その他の利害関係者の姿を想像するしかないでしょう。

・・精神的独立性には想像力が必須ということでしょうねオバケ