ブログでは
「炒ったら食える」
でお馴染みの世話焼きの
祖母タキヨですが


3年前から歩けなくなり
特別養護老人ホームに入居してました
そして最近老人ホームから
心不全で病院に移りました

コロナ前まではちょいちょい会いに行っていたけど
入院の手続きに行って
病院で久しぶりに会った時には
もうすっかり認知が進んでいて
孫だと分かってもらえなかったです。

入院の手続きで
延命治療をするかしないか
本人は今どっちを選ぶか
分からないけど
96歳でここからの延命治療は本人も辛いんじゃないかなと
葛藤はあったけど延命治療はしないにサインしました。

その時、延命治療とは別枠で
呼吸が困難な時に酸素を付けるか
という選択肢があってそれは
本人の希望が分からないけど
苦しいのは嫌だなと思って希望しました。

今日
「最後になると思うので
会いに来てください」
と病院から連絡があり
急いで会いに行きました。


骨と皮になったタキヨは辛うじて呼吸してる状態でした
言葉が出てこないし聞こえるか分からないので
許された15分間、防護服越しにぎゅっと抱きしめてきました。

酸素を付けるを選択してたから
最後会えたと思うようにしよう。



 

 

 

 

おばあちゃんがね

老人ホームに入居する時にね

僕も辛くて

欲しいものがあったら何でも買ってくるから言ってといった時

 

唯一欲しがったのが

一枚の写真だったの

ベッドのところに置いてきちゃったから持ってきてって

 

家族の集合写真

image

五人の子供とおじいちゃん

 

右から二番目のくりくり頭がね

僕のお父さん

 

この写真をね

寝る前にベッドでよく見てたんだよね

だから入院の手続き終わってからすぐに

老人ホームに取りに行って

病院まで持って行ったんだ

 

いっぱい色んな事があって色んな思い出があると思うんだけど

おばあちゃんにとってはこの写真に凝縮されてるんだね

 

 

 

残り時間はわずかだけど
おばあちゃんが少しでも
楽しい思い出の中にいるといいな。