出師の表

書かれた方:孔明先生

書いた相手:蜀の後主、劉禅陛下

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諸葛孔明先生が

宿願でもある北伐に際して

後主、劉禅に当てた

出師の表は

文学作品とか

歴史的資料とか

そんな次元ではないのです。

孔明先生の人生や想いが

文字となった出師の表は

涙なしには読めないと

後世に至るまで言われ続けているのです。

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出師の表を読むと

北伐の決意や

劉禅への想い

国家への忠心が

赤裸々に現れていますが

出師の表を読んで何よりも解るのが

孔明先生が感じる玄徳殿像。

蜀漢を愛する後世人の代表者

羅貫中以上に

玄徳殿の素晴らしさを熱く綴っています。

玄徳殿の魅力を

これでもか!ってくらい

爆発させている書物で

出師の表の

右に出るものはございますまい。

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孔明先生によると

玄徳殿は実によく人の話を

聞くお方だったそうです。


これって、簡単そうだけど

とっても難しいこと。

ただ単に聞き流すのではなく

真剣に耳を傾けて聴くことは

現代でもなかなか難しいことです。


たとえば、

話をしている人の

言いたいことや本質を

全く理解しようとせずに

自らの知識や経験を

披露できそうな単語や文にだけ反応し

何故か上から目線で

一方的に話が始まり

挙句の果てに話し手が

聞き手になることも。


個人的な経験で

そういう人があまりにも多すぎるので

気付けば常に聞き手。

話せと言われるから話しても

やっぱり決まり手は聞き手^^;

しかも真剣に聞いてしまうから

話した側はスッキリ

私、体調崩すアルネってのが

多々ありにけり。


で、思いました。

玄徳様って主君なのに

臣下の話にしっかりと耳を傾けられるなんて

絶対に凄い!

凄すぎる!

やはり違う!

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孔明先生の証言によると

諸葛丞相専属ブログ
だからこそ我々臣下は
先を争う様に
国策について意見を交わし
玄徳様に話を聴いてもらっていたのです。

沢山の意見を聴いた後に

口数の少ない玄徳殿が

発する言葉は

人の心を惹きつけて已まない

不思議な力があったようです。


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ということで

出師の表を読めば

玄徳様の魅力は何よりも

熱く伝わってくるのです♪

そして

玄徳様のような器の人間になるには

精進 精進( ̄ー ̄)あるのみ!

玄子