Bass Fishing Junky なかやすの熱血バス釣りボンバイエ!!【桧原湖・野尻湖・高滝湖・津風呂湖・琵琶湖・印旛沼etc…】

Bass Fishing Junky なかやすの熱血バス釣りボンバイエ!!【桧原湖・野尻湖・高滝湖・津風呂湖・琵琶湖・印旛沼etc…】

学生時代は千葉県でバスフィッシングに明け暮れました。
それはもう、趣味のレベルを逸脱していましたね…(笑)
高滝湖や印旛水系は、永久に僕の心のホームレイク。
どこに行ってもバスはバス!が信条のアングラーです。

バスフィッシングの大会にも精力的に参戦中

~主な実績~
●2013年8月4日 第13回キャスティングバスペアトーナメントin亀山湖 第4位

●2013年11月3日 第13回タックルアイランドスーパートーナメントin高滝湖 第3位

●2014年4月6日 第73回高滝湖オープントーナメント 第4位

●2014年11月9日 第14回タックルアイランドスーパートーナメントin高滝湖 準優勝

●2015年4月12日 第76回高滝湖オープントーナメント 準優勝

★2015年 高滝湖オープントーナメント 年間優勝

★2017年4月2日 第82回高滝湖オープントーナメント 優勝

●2017年7月16日 第83回高滝湖オープントーナメント 第4位

★2017年 高滝湖オープントーナメント 年間優勝

●2019年3月24日 NBCチャプター南千葉 準優勝

●2020年8月23日 NBCチャプター南千葉 第5位

★2020年9月6日 NBCチャプター南千葉 優勝

★2020年 NBCチャプター南千葉 年間優勝

失意の亀山ダム戦からの反撃を誓って挑んだJBマスターズ第2戦シマノCUP 河口湖。


激闘が終幕しました。



亀山戦の翌週から、毎週末に計7日間のプラクティスに入りました。


亀山で失敗して、心折れそうになるところをなんとか繋ぎ止め、毎週毎週山形県から河口湖まで下道ドライブ中心で向かい車中泊で練習する日々でした。



全国津々浦々系アングラーな僕ですが、昨年までマイボートを持っていなかった事もあり、河口湖は全くの未経験レイク。


昨年秋、初めてバスプロ選手権に参戦した際に、初めて湖上に出た程度の経験値です。


今大会開催時期には昨年秋とは違い、湖のルールで保安区域なるものも設定されるとの状況もあり、 釣り以前に様々なルール等を把握、理解しなければならない状態でした。


今大会は、大会当日の4月20日から丁度保安区域が発生すると言う意地の悪いタイミングでの試合で、3月~4月前半の練習時には保安区域を示すブイが湖上に打たれていないヶ所が多々存在するという、初見殺しの状況でした。


そのような中で大会当日に釣りができる場所を理解し、そのエリアから季節が進行した先の試合当日に魚が釣れるパターンを見出だしていかなければならず、かなり沢山の事を意識して積み上げる練習が求められました。




3月23日、NOフィッシュ。

水温は6℃台。


3月31日、北岸南風ぶち当たりの中のミノー巻きまくりで50UP1本。


まだこの頃は水温一桁台。


4月6日、写真撮らなかったがトラファルガー5のピクピクセッティングで2キロ有る無しフィッシュが1本。
鵜の島にはやはり鵜が沢山住み着いてますねなんて、Xに呑気なポストをしていました(笑)
 

4月7日、JB河口湖Aの試合が開催されていたので邪魔になら無いように練習してNOフィッシュ。
イチリン蕾位の大きさのワカサギが瀕死状態で水面に漂い始めたタイミング。
この頃から水温が10℃を超えてきた。


4月13日、ポークダウンショットで50UPを1本。

この頃、河口湖周辺の桜が満開でした。
水温もどんどん上がって、バスのスクールも捉えられ始めたのがこのタイミング。


4月14日、見えてしまったヒョロ長バスを思わずシャッドサイトで釣ってしまい1本。

白鳥さんとお戯れ(笑)

毎日、日没ギリギリまで練習。


そして4月19日前日プラクティス、とんでもない爆風の中での練習最終日。

最後の最後でこれまで練習で積み上げてきたパズルがはまり、いとも簡単に2本のバスをキャッチ。

プラクティスと言うことでそれ以上はグッと我慢しましたが、爆風天候パワーも相まって、やればまだまだ釣れそうでした。

ギリギリもギリギリ、大会前日にようやく確率良く魚を複数本キャッチできそうな釣りを見つけることができました。




ここまでの練習の流れを見ていただければ分かる通り、前日練習以前はハッキリ言って全くもって釣れていませんでした。
 
河口湖定番ネタの表層系は、見切られたり、バイトがあっても乗らなかったり、ちょっと試合までに調整できる気もしないレベルが明らかでしたし…

プリプラクティスの6日間で釣った魚は合計4本、丸一日やっても釣れて1本。

そもそもエリアをチェックすることで一杯一杯で、釣り込むところまでたどり着いていないのもありますが、それにしたって手応え無し。

本来なら試合前日は釣るべきではないのですが、そんなことを言っているわけにも行かずで、何とか自分の引き出しを全解放して釣りに行けるよう態勢が整ったのが前日練習のタイミングだったのでした。

本当に最後の最後で一筋の光を見出だせたという、際どすぎる練習結果でした。



以上の練習結果より、僕の戦略は固まりました。

・バイトは出るがフックUP率の悪すぎる表層の釣りはメインにしない。(河口湖のスーパーロコアングラー達と同じ土俵で戦わないというのもある)

 

・シーズナルパターンに忠実に、釣りをするエリアはスポーニングを意識し始めた魚がステージングするであろう場所に絞る。


・極力他の選手とのバッティングを避け、可能な限りフィッシングプレッシャーの掛かっていない魚を狙う。


・最終日に見つけた釣り、ハンクルフライのホバストアプローチを主軸として、瞬間的にバスが上ずったタイミングだけ表層ルアーをキャストする。


・可能な限り風が当たったり水のヨレる場所を釣る。


・目視可能なシャローに差している魚を発見した場合に対応できるようにサイトフィッシング用のタックルの準備だけはしておく。



さて、このような戦略で挑んだ2日間の結果の程やいかに。


頂点目指してフライト待ち。






JBマスターズ第2戦シマノCUP河口湖、準優勝。



先にJB公式ホームページや他のSNSで発信されていますが、初日を全選手中唯一の2本キャッチの2964gで首位発進し、二日目1本1816gで総合成績が準優勝というのが僕の試合結果です。



結果的には、優勝カップが手中から溢れ落ちていった悔しい失敗試合。


自分の練習どおりに湖の状況は極めてタフで、連日魚をキャッチできた選手は20名ほど。

二日続けて魚を釣った選手は11名のみ。

二日続けて複数本バスをキャッチできた選手はゼロ。

そのような中で、僕は究極に上手く行けば3本リミットメイクができる手応えの有る釣りを準備することができていました。

2キロを超える特大フィッシュ狙いからは少し外れた釣りではあったのですが、普通に上手くやれば連日2本の魚を持ち込むことは可能かなというような手応えを持てるところまで仕上げることができました。


が、試合二日目最後の最後、帰着30分前に訪れた勝ちを決める2本目の魚を仕留め損ねて、全てが台無しに…

あの魚をフックUPした所までは、本当に完璧で美しい時間でした。

しかし、無情の身切れフックアウト…

あの瞬間、敗けを確信し無念の帰着申告へと向かったのが今大会のフィナーレ。

届きそうで手が届かなかった優勝カップ。

まだまだ努力が足りないぞと、神様に言われてしまいました。




(初日:10時半頃1本目キャッチ、1時半頃2本目キャッチ。)



プリプラクティス時の状態を思えば、両日複数本キャッチできる可能性の有る釣りを体現できたこと、そして今のタイミングの河口湖で勝ちに絡む釣りにまでたどり着く事ができていたこと、この二点については非常に嬉しく思います。


(二日目:8時半頃1本目キャッチ、12時半頃2本目をバラし…)

しかし、あと一歩が及ばなかった。

優勝した冨沢プロは、お立ち台コメントでミス無しのパーフェクトゲームであったことを語っていました。

やはり究極レベルの戦い。

生きるか死ぬか、一つのミスをした方が敗者となるのがこのステージでのコンペティションであることを痛感した次第です。
 


使用タックル
ロッド:ダイワ/スティーズRC S510XUL-SV・ST
リール:シマノ/ステラ C2000SHG
ルアー:ハンクル/HMKL FRY 30
ライン:バリバス/スーパートラウトエリア インフィニティ PE X8 0.3号+シーガー/
シーガー グランドマックス1.2号

上記タックルで、戦前に準備した通りの戦略どおりに釣りを展開した結果が今大会です。

漕艇場前や西川溶岩帯、丸栄ワンド等のステージングエリアで回遊する魚に対して、ルアーに反応させやすい瞬間をFFS(ライブスコープ)で見極めてアプローチする。

多くの選手が展開する表層ルアーの釣りではなく、ハンクルフライを用いたホバストアプローチで食わせてフックUP率を高めていく。

参考までに、何故このタイミングの河口湖でハンクルフライを使ったかというと、この時期でも産卵に向かわない発育の遅れたワカサギが存在している場合があり、マイクロベイトがマッチザベイトとして機能することが起こり得ることを経験則として持っていたからです。



ライブスコープ全盛時代であるからこそ、原点回帰で魚の動きの本質を捉えて釣りやすい魚を探すという部分で勝負したのが今回の好成績に結び付いたと確信しています。

FFSはあくまでも魚を釣るための手段。

皆がニュートラルな沖に浮く魚を狙うようになった状況で、寧ろルアーにバイトしやすいシチュエーションのバスにのみ絞ってアプローチするための高効率化の手段としてライブスコープを活用したのが今回の僕のやり方でした。
 
今回僕が釣った魚はタイミングを見定め、食いやすいその瞬間に見つけてしまえばチョロい魚で、おそらくマスターズレベルの選手であれば誰もが釣ってしまう魚だったかと思います。

僕程度の中の上レベルのFFS使いでも、上手く戦略を落とし込むことができれば、JBマスターズというカテゴリーで優勝争いができるという事が今回証明されたと言えるのではないでしょうか。

フッキング率の悪い沖目の表層の釣りを回避しても尚、薄掛かり身切れフックアウトを起こして逃げていく河口湖のバスが天才過ぎたのだけが誤算でした(笑)

  
 
JBマスターズシリーズの参戦初年からこのような優勝争いの最前線で戦う経験ができたこと、誇らしくもありますが、やはりチャンスはモノにしなければ。

ルーキーとは言え、僕はそう若くもない。

次訪れるチャンスを確実に掴むべく、また一から練習に励んでいきます。

サラリーマンでもここまでやれる、本気でやるってのはこう言うことだと、自分の姿で示し続けていきますよ。


最後に、今回の河口湖戦でお世話になったボートハウスさかなやの中田さんを始め、駐艇メンバーの皆さま、その他選手、アングラーの皆さま、JB本部運営スタッフの方々、大会を受け入れてくださっている地元住民の方々など、関係してくださった全ての皆さまへ、様々お世話を頂いたことについて深く感謝申し上げます。

また今試合に向けて、プラクティスに付き合ってもらうなどした友人の甲斐くん、野島くん、僕の孤独な戦いを、ひと時でも明るく照らしてくれて本当にありがとう。
お陰さまで、全く経験の無い河口湖でも頑張ることができました。

更に、各SNS等で応援コメントを下さった皆さま、本当に頑張る原動力になりました。
引き続き活躍できるように精進していきますので、宜しければ、これからも気にしていただけると幸いです。

これから先の試合結果で、今回の準優勝はなかやす史上でのただの序章にしてみせます。






今シーズンも折り返し、後半2戦を残して年間順位はトップ50昇格圏内の18位まで持ち直しました。

次戦、未知のフィールド生野銀山湖戦を何とか上位で乗り切り、最終野尻湖戦で優勝争いをして年間順位シングルフィニッシュを目指します!



長文お付き合い有り難うございました。

それではまた。