宇野昌磨、トヨタとの契約は『満了』発表  2017年に入社  サポートは続行『いいお付き合いができたら』

  フィギュアスケート男子で18年平昌、22年北京と五輪2大会連続メダリストで、世界選手権2度制覇の宇野昌磨(26=トヨタ自動車)が14日、都内で引退会見を行った。会見の中で、トヨタ社員としての契約は満了となったことを発表した

 

  宇野は9日に自身のSNSで現役引退を表明。『5歳の時にスケートと出会い、21年間続ける事ができ、素晴らしい競技生活を送れたことにとても感謝しております』とつづっていた

 

  これまでのスケート人生については『満足している気持ちしかない』と充実感をにじませた宇野。この日、進行を務めた森田京之介キャスターが、『メディアの皆さんがいるのでお伝えしますと、宇野さんは、トヨタの社員としては契約満了ということになります』と報道陣に伝えた

 

  宇野は2017年6月1日付で入社。社員としては『契約満了』となるが、トヨタ側は今後も宇野のサポートを続けるという。森田アナが社を代表し『宇野さんがこれまで競技にささげてきたこの熱を向ける次の先を見つける旅を、ぜひ豊田と一緒に踏み出していってもらえたら』と呼びかけ、宇野も『今後ともいいお付き合いができたらいいな』と笑顔を見せた

 

  また森田アナは豊田章男会長からの『アスリートへのサポートは旬なときだけ、それだけじゃダメなんだ。トヨタにはプロもアマもいろんなジャンルのアスリートがいるから、現役が終わったあとも一緒に歩んでいくんだ』というメッセージを紹介。宇野は豊田会長について『失礼になってしまうかもしれないのですが、凄く気のいい、言いにくいですけど…本当にしゃべりやすいんです。僕が成績が良くないときも凄く心配していただいて』と感謝を伝え、『初めて豊田会長の自宅にうかがったとき、会長のお名前を書く機会があったのですが、お名前をカタカナで書いてしまって。でもそれでも許してくれるんですよ。″こういう名前だから覚えて帰ってね”って。そういう人なんです』と人柄を称えていた