(フォーサイド関連)

フォーちゃんの世界戦略をめぐるニュース、競合他社の華々しいニュースなどが尽きない昨今ですが、今日はその底流についてジミーに考えてみまするズンズンである。

日本でドコモによるIモードが出てきた時を振り返ってみると分かるのですが、
携帯コンテンツ業界というものは、携帯キャリア各社、携帯電話メーカー、およびコンテンツ保有会社(個人)などによる環境整備が進んで初めて、商売が成り立つといったところがあります。
日本で展開しているようなコンテンツに対応する携帯の機種が普及していること、キャリアによる課金代行、コンテンツ保有社(者)とのライセンス契約などは当然必須ですが、国によって他にもいくつか乗り越えるべき(乗り越えて欲しい?)状況があるようです。

なんつって、ここまで読んでいると売り煽ラーみたいですが、このような状況に変化が起きつつあるというのが昨今の現状のようです。

①ノキアが自らのサイトで展開してた着メロサービスをや~めた(キャリアに遠慮した?)

携帯コンテンツ先進国ノルウェーではSMS、WAP、MMSなどのプラットフォームをキャリア側が整備し、売上げの(上限で)87%まで携帯コンテンツプロバイダー(CP)に分け与えるようにしている。これによって携帯CP各社は売上げを伸ばし斬新な新サービスの展開に力を入れるようになり、それが結果的にユーザーのサービス利用頻度を高めている。

ノルウェーとくれば、テリタスですね。

国によっては、まだまだ携帯キャリアが徴収する手数料、コンテンツ保有社(者)側の要求する著作権料が高過ぎるのでは?という問題も残っているようですが、
音声通信料金の低迷、携帯電話新規加入者数の伸びの鈍化を前に、携帯キャリアが携帯CPにインセンティブを与えた方が全体として得策であるとして、ビジネスモデルの転換を図っているのは好材料であると思われます。
このノルウェーのモデルは、アメリカ、カナダ、南米でも取り入られつつあるようですし。
潜在的な需要は大きいのだから、携帯CP、携帯キャリア、コンテンツホルダーの3者が共存共栄できるモデルが早く根付いて欲しいですね。