頭痛外来に行く日が来ました。
家から電車で1時間。
朝8時に出て9時に到着。
朝7時半から受け付け開始の8時半までに30人待っているので
私は3時間待ち。
でも私は常連なのですぐに空く席の場所を知っているので少し待てば座れます。
イスは背もたれの無いベンチタイプで幅は30センチぐらいのものしかありません。
待合室には60人待っているけれど、椅子の数は40人分ぐらい。
「外出されてその間に順番が来たらかなり後回しになります。」と言われるので
ほとんどの方がそこで待ちます。
診察は3分。
会計に1時間待ち。
調剤薬局で1時間から2時間待ち。
(特殊な薬なので地元の調剤薬局では処方はできません。)
「次回は7月〇○日にMRIの予約を入れてください。」
「何時ですか?」
「朝8時しか空いていません。」
「その時間は無理なのでもっと早い日はありませんか?」
「ありません。」
「では今日の薬を多めに出していただいて、もう少し後に空いてませんか?」
「薬の量は変えられません。」
「それではどうすればいいですか?」
「先生の診察日以外にMRIを取りに来ていただいて、改めて先生の診察日にお越しください。」
「ここに来るのに続けて何日も来れないので、MRIだけを1か月前に来て、
1か月後に診察に来るのはどうですか?」
「MRIを取ったら2週間以内に診察しなければなりません。」
「ではMRIを取りに来た時にお薬を少し追加で頂けませんか?」
「MRIの結果報告をを医師から受けないと薬はお出しできません。」
「・・・。」
「わかりました。」
結局私は診察予定日の一週間前にMRIだけを取りに来ることを予約しました。
この一連のやり取りはどの病院の取り決めで決まっていることばかりなので
言っても無理なことはわかっていました。
でも患者が困っていることを伝えないと何も変わらないのです。
3時間の診察待ちの間に患者さん同士で連帯感が生まれ、
お隣とすぐ話が出来るようになります。
「何時にいらっしゃいました?」
「あ~、じゃぁあと1時間は無理ね~。」など
私の人生でこんなに患者の為を考えない病院はないかもしれない。
患者さんは私より高齢な方が多い。
私ならこんな風に改善するのに・・・。などとずっと思っています。
でも実は今日のブログは本題はこれから。
私はこの日は以前に宣伝につられて買っておいた本を持って行っていたのです。
翻訳のものなのでちょっと読みにくく、しばらく読まずにいた本です。
どうせ長く待つからちょうどいいわと思い、持って行ったのです。
これは普通の自己啓発本とはだいぶ違います。
まず、初めの100ページは序章のような感じになっています。
そして読みやすくない。
頭になかなか入って行かない、そして待ち時間のストレス。
私のストレスはマックスに。
そんな時、こんなフレーズが目に入ります。
「私たちが見ているのは、『現実の200万分の1%』だけ」
宇宙規模でいうと今の出来事はほんのわずかなことに過ぎないということ。
これはストレスマックスの状態だった私には大ウケでした。
「あまり気にしないようにしましょう」とか
「気分転換をしましょう」とか
「ポジティブに生きましょう」みたいな本は
「そんなこと出来たらやってるわ~。」ともう読まなくなっていましたが、
今の出来事を宇宙規模で語られると笑うしかない。
『脳科学の研究によると、私たちの思考の95パーセントは5歳になるまでに身についた
行動パターンによる潜在意識に支配されている』
5歳までの出来事にこれからも支配されたいですか?・・・とこうなるわけです。
こうなりたいと思うことを48時間以内に実現したいと強く念じることで変えていきましょうと
いうことらしい。
まずは簡単なことからというので、
「ほんとに~?」と半信半疑ながら、
「48時間以内に私に美味しいものが手に入りますように。」と思ってみた。
内心、そんな風に念じたらきっと私は次の日には美味しい和菓子などを買いに行くに違いない
何でも疑ってみる私は『あまのじゃく』なのです。
そんなことを感じながら、でもいつもの待ち時間のストレスが和らいだことに感謝しながら帰宅しました。
すっかりそんなことを忘れていて、
主人が帰ってきました。
なんと、ミニストップのマンゴーパフェをひとつ持ってました。
「今日は空いてたから」とのこと。
私の表情が変だったので事情を話すと
「なんだよ~、その本」と嫌そうな顔。
私もそりゃね、こんなことは偶然だよね~って思っていますよ。
それでも『人生を変える』的なことはこんなことの積み重ねなのかな~とも思っています。
もう少し本の続きを読むことにします。