先日、ママ友関係の知人から突然荷物が届きました。
息子と同じ学校の息子より2学年下の方です。
箱を開けてみると中に当時息子が書いた中学のテスト対策ノートが入っていました。
15年前のもの。
私の気持ちは一気にタイムスリップ。
当時はもう体調が悪かったはずなのに
頑張ってまとめてあるノート。
どうしてあんなに頑張ったんだろう。
どうして頑張ることをやめさせられなかったんだろう。
添えられた手紙には
「家を片付けていたらお借りしていたノートが出てきたのでお返しします。」などなど。
「もう使わないから返却はいつでもいいですよ。」
と言ってあったはずなのでどんなに遅く返ってきてもいいのですが
手紙には息子さんの近況が書いてあって
それは息子も経験していたかもしれない一般的な学生が経験する紆余曲折。
結果的に大学卒業後、立派にお仕事をされているようでした。
返事を出さなければならないけれど
15年分のこちらの状況を記すのは重すぎるだろうから
メールで簡単に連絡。
荷物の御礼、息子の簡単な経緯と近況など、
できるだけ簡潔にを心がけようと思ったら
最後に出た言葉が
「人生ってホントに色々ありますね。」
と書いていました。
書いた途端にその言葉は私にも返ってきて
なんだかとても新鮮で
こんな風に言えるようになったんだなと感じました。
自分だってこれだけ生きていれば色々あったし
息子は今の年令にしては多くを経験してしまったかもしれないけれど
だからこそこれからは意外と気持ちを楽に生きれるかもしれない。
「色々ある」ことが意外といいことにつながることも。
「またランチしましょう」
ということでやり取りを終え、
私も「今までの自分」を取り戻しつつあります。