ヘルプマークの変化 | 大切なもの

大切なもの

私自身の体調のこと、地域ネコのことなど

前にもヘルプマークについては書いたことがありますが、
今回は私が感じた疑問についてです。

先日、病院のカフェで注文をしようとしたところ
店員さんが少し手間取っている様子でした。
私は急いでいなかったのですが
私の後ろにあっという間に長い列ができてしまいました。

もうひとつのレジが開きそうにもなく、
他の店員さんからもサポートがありません。

私の注文が終わってコーヒーができるのを待っている時、
私はようやくその店員さんのネームプレートの横に小さなヘルプマークのバッチがついていることに気づきました。

「なるほど、そうだったのね」
と理解しました。
でも理解できたのは注文が終わってからのこと。
注文中にわかっていたらもっと何かやりやすいようにできたのかもと思ったり、
そのバッチがついているからといって私に何ができたのだろうと思ったり。
お客さんの一人一人が何かできれば楽だったのかもしれないけれど
きっと気づく人はほとんどいないだろうなぁ。
その人は何を目的としてネームプレートの横につけていたのだろうと思いました。



ヘルプマークは電車に乗っている時にそれをつけている人がいたら
座ったほうがいいのかどうか声をかけている場合が多いと思います。
それは電車の中だから声をかけやすいし、わかりやすいのでいい方法だと思っています。

一方で、電車以外のところでヘルプマークをつけている人に対してはどうなのでしょうか?
その時点で困っていることがあるのかどうかわからないし
どう声をかけたらいいのかわからないし
「何かお困りですか?」
と声をかけるタイミングかどうかもわからないですよね。

おそらく、今回の注文の際のマークをつけている理由は
何らかの疾患があるので少し手間取るかもしれないけれど配慮してほしいということなのかもしれません。
周りのスタッフさんの対応もそれを許容しているということだったのだと思います。

それでもそうであればもっと何か効果的な方法はないのかなと思いました。
これはその店員さんに対しての意見ではなく、
一般的にこういう時にそれを表せる何かアイテムがないものかと思っています。

言い換えれば
「ちょっとおおらかに対応してね」
というニュアンスが伝わるといいなと思います。
何かと忙しい今の社会ではスピーディーさが求められます。
一般的に、気持ちの余裕がない時が多く、少しのことでもイラついたりします。
そういう場合でもゆったりと構えられるスイッチが入るようなものがあればいいなと思います。


ネットで検索してみると
「○○という疾患があります」
「私は〇〇ができません」
「お手伝いをお願いすることがあります」
のようなアイテムはあるようです。
こういうものを利用するのはいいと思います。

疾患名を書いただけではわかりにくい場合は
ストレートに「どうしてほしいか」ということを示せるといいですね。

「少しお時間がかかってしまいます」
ということを伝えるだけでいいのなら
そういう伝え方でもいいのかもしれません。
はじめからそうだとわかれば意外と受け入れられやすいです。
初心者マークをつけた人や「研修中」の名札をつけている人なども
そうとわかればこちらも少しゆっくりとした気持ちになりますよね。


自由にヘルプマークを使えるようになった今、
伝えたいことを伝えられて
どうしたらいいのかわかりやすいように工夫できるといいですね。