3月12日の朝、私の実家で同居してるおばあちゃん、ゆぅくんにとってのひぃおばあちゃんが、いきなり腹痛と吐気を母に訴えたそうです。

いつも通り元気に起きて、朝ごはんを食べた30分後のことでした。
ベッドに横になるも、治まらず、かかりつけのお医者さんが開く9時まで待って受診。

痛みは増すばかりで、原因がわからず、かかりつけ医から総合病院へと救急車で搬送。
仕事に行っていた父もかけつけ、精密検査の結果、重症急性膵炎でした。
難病特定疾患に指定されている病気。
原因不明。
ICUに入れても効果がでるかわからないが、入れなければ、もぉ数時間しかもたないだろうと言われたそうです。


血液検査では発見できない病気らしく、足腰は悪かったけど、内臓系は悪いとこなし!100点!といつも病院で言ってもらってたおばあちゃんが、まさか内臓の病気でいきなりそんなことになるなんて、誰も思ってもみませんでした。

入院なんてしたことのない健康体だったおばあちゃん。
怖い怖い。帰りたい。連れて帰って。と懇願したそうです。
でも、父は、心を鬼にして、ICUに入れることを決断しました。


13日の夕方。
両親が私の家にやってきました。
私がおばあちゃんがICUにいると知ったのは、この時でした。
容態は落ち着いているが、2~3日がヤマだから、明日の14日に病院に会いに行こうと言われました。

まだ会社にいた主人にメールをすると、次の日に有休をとってくれ、その日も定時で帰ってきてくれました。
家族3人で夕飯を食べていると、電話が鳴りました。

おばあちゃんが急変したそうです。

慌てて準備をして、病院へ向かいました。


ICUにいたおばあちゃんには、管がいっぱい。
意識はなし。
すごい量の輸液を入れてるのに、おしっこが全然出てないらしくて、浮腫みが酷くて。
いつもは、顔の小さい、細っこいおばあちゃんが、パンパンに膨れていて、まるで別人のようでした。


美意識の高いおばあちゃん。
最近はデイサービスに行っていて、顔に段ができてるから、ファンデーションがうまく塗れないって、可愛い悩みがありました。

こんな姿になりたくなかっただろうに。
こんな姿をみんなに見せたくなかっただろうに。


おばあちゃんの容態が落ち着いて、子連れの私と姉家族はいったん、家に帰らされました。