何故だか夜は眠気が来ていても

まだ起きていたい、

遊んでいたいでいっぱいで


楽しい気持ちになりたくて

自分をリラックスさせたくて

でもそうこうしてる内に目が冴えてしまう。



そんなでも、やっぱり寝られないのは困るから

スマホを見ながら瞼が閉じていくのを待ち、

または眠剤を飲んで眠気を起こす。




なんだか起きていたい気持ち。

なんだか寝たくなくて、でも疲れて、

これはなんだろう?



夜の方が気分が落ち着いていて

朝方は気怠く、泣きたいような気持ちになるから?

身体もだるいし、世の中が怖く感じるから?


もったいない気がして、

この時間がずっと続けばいいのにって

寝るのを拒む、私がいる。





だって真夜中は私にとって特別な時間だから。

月と星の淡い光の中、

皆寝静まった藍色の世界で

心自由に羽ばたける「許された」時間。



怖いものは皆巣に帰り、

人目を外れて素のままの

無防備な心を曝け出せる時間。



泣くことも踊ることも出来る、

リアルすぎる現実を暗がりに溶かす

奇跡のような時間なのだ。



その優しい暗がりに身を浸せば、

たちまち私の心は

生きている実感を得られるのだ。





そんな私の安寧への渇望が

眠ることよりも、起きて自由に過ごすことを

私に選ばせているのだろう。



それはある意味、当たり前の事だった。