顔が強張る、肩が凝る。

常に神経が逆立って緊張している。


低気圧のせいもあるだろうが、頭が鈍く痛み

身体もそこはかとなく怠く重い。



ずっと何かを嫌がっている。

頑なに拒み、悲しみ、苦しんでいる。


言いなりになっているような感覚が抜けない。

楽しく過ごせない。




かつてあった影に再び囚われてしまったような気持ちになる。

じりじりと続く息苦しさが取れない。


泣きたいと思ったりしても涙は出せない。

ずっと苦しいのを我慢している。

不必要な事を繰り返している。




どうしたって言うんだ、私。

何がそんなに苦しいんだ。




学べば学ぶ程、知れば知る程

そんなに知識を得てもこのままな自分が情けなくなる。


他人に話せば話す程

自分がどう思われてしまうかが気になって

そうでなくとも理解してもらえないだろうということが苦しくて

そんな時にふと、昔の親や彼氏の言葉を思い出したりしてしまって

ぐるぐるとずぶずぶと澱んだ闇の中へ沈んでいってしまう。



馬鹿になれたらいいのにな。

何も分からない、理解できない

何でもすぐに忘れてしまう

だから何も気にしない。

そんな風に空っぽになれたらいいのにな。



過去なんて捨ててしまいたい。

どうせ必要な分は残るんだから。

消してしまいたい感覚がずっと身体に滞っている事を、何より悲しく思う。




色々周りによくしてもらってるのに

何を不満に思うのか。

ただ人恋しいだけなのか。

それでも妥協したくはなくて。

でも孤独な心のまま、無為に過ごしていたくない。




意味が欲しい。価値が欲しい。

何か生きてる実感が欲しい。



だだっ広い家に住んでいても

それは未だに私の「部屋」で、

つかの間の安息を得ているだけの

自分の醜さや汚さに向き合わされるだけの

そんな空間になっている気がする。





彼氏が欲しいな。パートナーが欲しいな。

兄弟が欲しいな。家族が欲しいな。

恋がしたいな。好きな人と出掛けたいな。


一緒にいるのが当たり前の

そんな存在がいたらいいのに。



寂しいなぁ。心許ないなぁ。

拠り所がないんだ、親には頼れなくて。

両親とも高齢になっていく中で、

私は一体何をやって生きているんだ。



自分の力を取り戻したい。

何をしたら?

何かをしたら、得られるのかな。

自分という存在の確かさを実感するには

何かをしないといけないのかな。




こんなにネットを通じて繋がる友達がいても

私はどこか、ずっと独りだ。

孤独に人は耐えられないというけど

本当にその通りでしかないと思う。




雨でも晴れでも、何でもいい。

苦しい気持ちを手放して、全て忘れて生きられるなら

それだけでかまわない。