たくさんの日々
突きつけられる苦しみから
一歩一歩
前へ進んだ
曖昧で不条理で
どうにもならない日々
悶えながら味わい続けた哀しみ
痛みに蓋をして
傷だらけの自分を少しずつ見た
どこまでも深い大きな痕が
自分でも分からないほど
広く酷く刻まれた己を見た
自由だと言い聞かせて
本当は囚われ続けていた自分
難を逃れようと神経を尖らせ
常に警戒を解くことが出来ず
苦しみ続けた
健気な自分
正直な自分
期待に押し潰されて
例え血が滲んでも
心の平穏を願って抗って
涙の意味を問い続けた
だから私は絶対に
私を生きて諦めない