最新旅客機、「乗ってみたいな~」と、思っていた矢先・・・
マイナートラブル続きで、話題の最新鋭航空機
ボーイング787。
マイナートラブル続きで、話題の最新鋭航空機
ボーイング787。
そして、同じくエアバス最新鋭機
A380~A350(未納機)。
いずれも、2大メーカーの2大看板旅客機。
そして、いずれの機体も日本製部品や日本の技術が多用されているという事で、過去度々NEWSでも報じられてきました。
中でも、炭素繊維を多く採用した事が大きな話題になりました。
主翼だけでなく、胴体、尾翼まで、本体ボディの50%前後を炭素繊維部品が占めています。
炭素繊維?
そう、釣り好きの方はよく御存知、ここ30~40年 釣竿のメイン素材である「カーボン」繊維の事です。
ゴルフシャフトにもよく使われていますね。
この軽量、高強度の炭素繊維、
重量は鉄の1/4、
強度(引張)は鉄の約10倍、
と、非常に高性能。
航空機では軽量化、コンパクト化に貢献し、燃費向上や室内空間確保には最も有効な素材です。
その需要は航空機だけでなく、自動車、レーシングカー、風力発電の羽根など産業用途、五月人形なんかにも使われていたりします。
F1のモノコック、市販車ではBMW・M6のルーフ材にも採用されています。
TOYOTAもカーボン自社生産工場の設備に数千億投資していましたね。・・・確か、7~8年前のNEWSだったかな?
自動車の向かう先、エコエンジンの次は車体軽量化=カーボン採用しか有りません。車体が軽くなれば燃費が比例して向上するのですから。
原油高騰し始めた7~8年前から、軽量高強度のカーボン/炭素繊維は各方面から引っ張り烏賊 蛸。
特に、航空機需要は大きく、使用量も巨大。7年程前に見た内部資料によると、ジャンボ旅客機1機あたりに使用するカーボン量は、釣竿(ルアーロッド)に換算すると天文学的数量!
という事で、787やA350の受注が始まった7~8年前から、釣竿へのカーボン供給に大きな影響が出ました。
数量制限、品番削減、価格高騰・・・
この頃から、釣竿の生産数自体が激減し、納期遅延、値上げに次ぐ値上げを余儀なくされました。
そもそも、釣竿に占めるカーボンの材料費は限定的だったんですが、倍々ゲーム的に値上がりしていきました。
釣具メーカーは中々、売価に転嫁できず苦労もしました。
そんなこんなの鳴り物入りの ボーイング787やエアバス機が納入され、商業利用されている昨今。
見えないところで、釣り人や釣り業界にも大きな影響を与えているんです。
日本の部品、日本の技術、頑張れ~~!!
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