英国から日本へ(3)

ノキアショップは成田(2店舗)、東京駅、表参道にある。
サイトから地図をN73(705NK)にダウンロードして英国を発った私は
実際のノキアショップを目の前にして唖然とした。

ち、小せぇ.....

じ、地味.....

展示してある機種の種類も、
私が携帯したケータイの数より少ない...
3G機種で売られているのはE61だけだった.....


ノキア....
2位のモトロラを大きく引き離して
世界シェアだんとつトップのノキア...
(ちなみに3位はサムソン、
4位は、LGとソニエリの争いらしい)
英国のケータイショップで見かける機種も
殆ど、この4種で占められている。

この中で
おしゃれデザイン重視系は
LG
かっこよしデザイン重視系は
モトロラ
最新機能・スリム重視系は
サムソン
音楽・遊びアプリ重視系は
ソニエリ
機能・安定性・伝統重視系は
ノキア
を選ぶ傾向があるというのが私の印象だ。


しかし....
「ノキアって日本の会社だよね?」
今まで何回か英国人に聞かれたことがある。

聞く以前に、そう信じ込んでいる英国人は
もっといると思う。

おそらく
「ジャッキー・チャンは日本人」と
思い込んでいる英国人の数と同じくらい
いるんじゃないだろうか?

今年5月にフィンランドで開催された
Eurovision(欧州各国対抗歌合戦)の
歌の合間に流される「お国自慢」ビデオでも
ノキアのケータイを使う一般大衆を
「フィンランド・ユーモア風味」で描写していたが
ノキアがフィンランドの会社だと知らない欧州人は
(フィンランド人いや一応北欧人を除くと)
笑えるほど少なくない様に私には思える。

もっとも、英国の場合
「どこ製だろうが構ったこっちゃない」系、及び
「世界地図は、英国と外国(知識ではなく意識の上で)」
系の人結構多いので
ノキアがフィンランドを代表する企業を知らなくても
決して、その人が一般教養に欠けるというわけではない。

確かに、日本語っぽいもんなぁ、「ノキア」って音。

..........


さて、話を元に戻すが
その寂しげなノキアショップに一人ぽつんといた若い女性に
N73の日本語版がほしい旨を伝えると
「この近くのソフトバンクショップ」で売っているとのこと。

つまり~~
ソフトバンクでSIMロックされた705NKしか
買えないということだ。

私は、SIMロックされていない(Unlocked)
N73が欲しいんだっ
というか、そうじゃなきゃ、意味ないんだよっ
どうせ日本には2週間しかいないんだから。

英国だけではなく中国でも使えなければ
わざわざ大枚はたいて買う意味が無いのだ。

ふとNokia N73 Music Editionを日本語化した機種を
売っているオンラインショップ(無問題moumantai)が
頭をよぎった。
あそこで買っときゃよかったなぁぁぁ。
確か、6万円代だったと思う。
日本語化されていないUnlocked機種だったら
おそらく英国では250ポンドくらいで買える。
(1ポンドは220~250円)

しかし、N73のOSはSymbian S60 3rd Editionであるため
それ以前のS60機種(N70など)に使えていた
有料の「日本語化ソフト」が使えないのだ...。
セキュリティの強化のために、3rd Edition以前と
以降では、全く互換性が無いからだそうだ。

それでも、だめもとでと、
All about Symbianというサイトから
お試し版を「ノキアN73」「ノキアN80」両方に
ダウンロードしてみたが、やはり使えなかった。

(つづき)