英国でも爆発的人気を得た任天堂DS。
タッチパネルの頭脳ゲーム系・パズル系は
絶対、英国の大人にも受けると思っていた。
通勤電車の中でも、オフィスの昼休みでも
新聞のパズルやクロスワードで時間をつぶす人は
周囲を見回せば必ず少なくとも一人はいる
というほどのパズル好きのお国柄だ。
「sudoku日記帳」なんてのが売られている国なのだ。
(一日に一つsudokuパズルが付いている...)
もちろん、Sudoku卓上カレンダーも..ある。
DS以前のゲーム機が、ヒトを
「ゲーム人」と「非ゲーム人」に
分けていたのは、ゲーム独特の
ボタン・スティックを使う入力方式だった。
しかし、タッチパネル入力方式であったら
字が書ける人だったら、誰でも、できる。
慣れる必要が無い。
もちろん、字を書くという事に習熟
していることが条件だが、大多数の社会で
子供は、この字を書くという「技術」を習得
させられるから、大多数の人は、
小学生程度の年齢になれば、全く
意識することなく、タッチパネル入力ができる。
iPhoneの様にスタイラスを使うこともなく
指で入力できるのであれば、もっと
低年齢の子供でも、入力だけは、できるはずだ。
同様に
タッチタイピング(ブラインド・タイピング)が
できれば、無意識にキーボード入力もできるし
ペンを握って字を書くより、よっぽど早く
文が書けるが、タイピングが苦手な人にとっては
紙に字を書くように画面をなぞれば
字が認識されるというのは、一つの
バリアを超えることでもある。
だが、iPhoneの写真を見ながら
ふと思った。
こりゃ
目が見えなかったら
電話もかけられないな.....
タッチ入力式でも、キーを押すと
振動する機種も登場したが
振動の種類で、キーの判別が
できるわけではないらしい。
iPhoneの魅力の一つは大画面にあるのだから
iPhoneの顧客像には目の不自由な人は
まず殆ど考慮されてはいないだろうと思う。
しかし
普段は目に支障の無い人が、事故や何か
(テロやらハリケーンやらにまきこまれるとかっ!)
突発的な原因で目が見えなくなった場合
タッチパネルしか入力方法が無ければ
電話をかけることは、ひっじょぉぉぉぉに
困難になる。

普通のキーボードがあれば
大抵の人は各数字の場所を
(時には手が)覚えているはずなので
少なくとも暗記している電話番号を入力し
電話をかけることができる。
ノキアE61のように
「音声補助」があれば
電話帳に載っている電話番号と
名前を、ケータイが読み上げてくれる。
*****
余談だが、この音声補助
男の声で読み上げてくれるんだが
日本語が
中国語訛りに聞こえる。
ためしに
中国の名前をカタカナでフリガナ入力したら
オリジナルの発音にそっくりだった(^^;)。
ちなみに英語は米語っぽいアクセントだ。
*****
E61は、QWERTYキー方式
(要するにフツーのコンピューターのキーボード)
なので、タッチタイピングができる人だったら
目が見えなくともメールを送ることも可能だろう。
(あらかじめオプション・メニューの手順を
整えておきさえすれば、だが)
iPhoneは、iPhoneで
素晴らしい機種なのだが
私は、やはりiPhoneは
買わないだろう。
もちろん、高いし、O2でSIMロックされている
(販売条件は、O2の契約で一月35ポンド以上で
かつ269ポンド.....高っっ)
今のところ3Gが使えない
電池交換ができない
メモリーカードが増やせない
等々々々.......
大きな理由だが
ケータイは、まず第一に
電話ができるっていうのが
最も重要な機能だからな........
もしもの時に
(一時的にでも目が見えなくなった時に)
緊急電話もかけられないというのは
一応、【軟弱】サバイバル系である私にとっては
致命的な欠陥に思えるのである。

しかし
英国でiPhone発売詳細発表時に
同時に披露された
iPod Touch
(8GBが199ポンド、16GBが269ポンド)
こっちは、買うかも....
うぅぅむ.....
いや、これ、写真撮れれば
そしてBluetoothに対応していれば
即刻買ってるんだがなぁぁぁぁ....
つか、iPhone、電話できなくていいから
電話機能抜きで300ポンド以下で
売ってくれ~~~~~~っ.


いや、待て、それだったら

やっぱりノキアE61i日本語版か....。

(6万円以下で、お願いします...)
iPod TouchとiPhone


iPod家族(Touchは右から二番目)