近年、育児ブログってぇもんが流行っとりますね。
どのブログサイトを見ても、育児カテゴリーは
大盛況の様子でございます。

手前も、長男が小さかった頃は、育児系の
ブログというより日記、備忘録のようなもんを
付けておりましたし、
育児サイトで知り合った仲間と非公開掲示板を作り
オフ会を重ね、子供達込みでの友情を築いてまいりました。

よって育児ブログの「存在意義」ってなもんが
必要なのかどうかは存じませんが、育児ブログ自身の
効果は非常に高くは評価しておるんですが
そのうち、育児ブログにも、様々な側面が
ある事に気付いた、というよりも
様々な側面として仕分けざるを得ないような
育児ブログが増えている事に突然気付いたんでございます。

それは...
「つっこみどころ満載」育児ブログ...

実は
この系統の「つっこみ育児ブログ」を
見つけるのがうまい友人がたくさんおりまして
紹介してくれるもんですからね、手前も
時々のぞくんですが、まぁ、
強烈な記載が少なくないんでございます。
思わず
「いや、それは、違うんじゃ...」
「...なはずねぇだろがっ?!!!」

叫びたくなるようなブログでございます。

そもそも
育児ブログの良い点というのは
よそ様の育児の内情を覗き見(笑)できたり
違う地域/国/文化圏で暮らす人々の育児について知ったり
悩みを共感したり
等だと手前は思っとりますが、
この手の「つっこみ育児ブログ」ってのは
共感度完璧ゼロを通り越してマイナスの世界。
あぁ、それなのに
この手のブログの書き手に限って
↓ ↓ ↓
「アドバイス好き」
↑ ↑ ↑
もちろん
個人ブログで書いてるわけですから
誰かに質問されてるわけじゃぁないんです。
単に
「~で悩んでいるお母さんが多いようですが
 ~したら、どうでしょう」
てな書き方でアドバイスされる事が
非常に多いという印象なんでございます。
そして
この手の(笑)ブログ主さんには
一人っ子の親が
非常に非常に多いんでございます。

いえね...
一人っ子がよくない、ってんじゃ
当然ないんですよ。
そんなもんは、人それぞれでございますし
様々な要因が関わって来る事ですからね。

ただね
一言申し上げたいんでございますよ...
↓↓↓↓
育児について一家言もつのは
少なくとも
4人以上育ててからにしとくんなさいまし....
↑↑↑↑

はい
手前も二人だけですから何も申し上げません。(笑)

されども、
この手のブログが生まれる原因というのは
「一人っ子」だけじゃぁないんでございます。
いえね、むしろ、
一人っ子というのは要因のほんの一つ。

非常に非常に非常に多くの場合
この手の育児アドバイス好きブログ主さんというのは
実親との関係が今ひとつで
自分の育てられ方に満足しておらず
自然に、実親と育児について語る事がなかったり
或は、親だけでなく、一世代以上前の先輩達と
育児について語る事が無い、または
語りたがらない事が多いように見受けます。
さらに
両親、あるいは単親で
働いているために、
子供と一緒に過ごす時間が少なく
その事について「ひけめ」をもっている方も
少なくないようでございます。

そこまで、つらつらと考えつつ思いついたんですが
おそらく
この様なアドバイス好きなブログ主さんというのは
あたかも
ご自分の「育児成績」か何かの証明だか
弁解のかわりに
育児ブログを使い
そこで、自己満足、あるいは自己弁護のために
「アドバイス」など書くんじゃぁないでしょうか?

けれども
そもそも育児なんてぇもんは
人に天から与えられた役目の一つであって
他人に自慢するもんでも何でもないんですから
手前の親くらいの年代までは、特に疑問も持たず
世間からの助けを得ながら
淡々とこなして来たものだったわけでして
そんな世代を知っている手前には
そんな「アドバイス」が
野暮にみえてしょうがないんでございます。

ただ、こんなアドバイスを書いてるだけだったり
それを書く事で発散できるんなら
それは、それで良いでしょう。
育児愚痴でストレス発散するというのも
育児ブログの役割の一つにも数えられましょうから。

怖いのは
すっとんきょうなアドバイスを書いている親御さんが
実際に
そんなアドバイスを実践している対象というのは
本人ではなく
他人である「子」だという事なんでございます。

ここで
「一人っ子の親」か否かというのが
影響力を持ちまして
二人以上の子供を育てる場合、
親の周囲に
親身に注意をしてくれる人がいなくとも
子供達から教わる事ができるんですが
一人っ子の場合は
そこでも修正されないので
そのまま、つっぱしってしまう可能性が
非常に高くなるように手前には思えてなりません。

もっとも
子が育って行く過程で
親の過ちに気づき、反抗し
そこから親が学ぶ、という道は
まだ残されてはおりますんですが
時間のかかる話ではありましょう...。


まぁ、
そんな事を考えつつ
この手の育児ブログを読んでおりますと
昨今
著しく増加した凶悪犯罪が
今後
さらに増加する危惧が
どんどん大きくなり、
なんだか暗澹とした気持ちになっちまいますもんで
ちょっと記録させていただきました...

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