本日から、カテゴリーを
「アラフィフ(50歳前後)」は、そのまま
「国際結婚」から
「語学」に移動申し上げます。
国際結婚に関してなんて全く書いておりませんし
これからも書く気が全くありませんので
なんとなく申し訳ない気がしておりましたんです
小心者でございますから、ほほほほほほ。

よって、これから、ばしばし
語学関係のブログを更新する次第にございます。
住んでいる所が英国ですので、英語が多くなりますが
時には、中国語、そして
趣味で続けている、その他の言語や
以前、細々と記録していた
「語学習得体験談」「多言語環境実感」
等についても再開する予定にございます。

まず本日は
「カペロ60の手習い」

カペロ、カペーロ、Capello
サッカー好きな方には馴染み深い名前でございましょう。
AC Milan、レアルマドリッド等、欧州有名クラブ監督で
名声をあげ、多大な期待とともに
イングランド代表監督として莫大な年俸で迎えられた
元有名イタリア代表サッカー選手→監督でございます。

まず、上は、
カペロ氏が2007年秋、英国に登場した際の英語。
就任が決定された時、英国では
「監督技術」が良くても「英語」が喋れなかったら
通訳を通してだと真髄が伝えられないんじゃないか
と懸念されておりました。
それに対し、文化人としても有名なカペーロ監督は
「だいじょうぶのーねっ、任務をまっとうできるよう
 これから英語、猛特訓しますのーね。」
と答えておりました。

そして、その「60の手習い」の成果として
はなった記念すべき第一弾が、これっ!!!
2007年10月

Capello Meets The Press


えぇ、えぇ、確かに、間違ってますよ、あちこち。
ブロークンイングリッシュ(骨折英語)と
揶揄してる新聞もありましたよっ!
しかーーしーー
手前が、素晴らしいと思ったのは
この英語を
カペーロ監督は「暗記」してたのではなく
自分で考えて言っていたというところでございます。
いや、ま、ひょっとしたら
暗記してたけど記憶があやふやになって
自分流になっちゃったのかもしれませんが....
ともかくっ
最後のほう
「(At) the moment, my English is not so "well"」
と言ってしまっているところに
手前は、彼が、自分でイタリア語で考えた内容を
英語にしたんだろうなぁと思いました。
なぜなら、この
goodとwellを混乱してしまうのは
欧州言語話者に見られる典型的な英語ミスであり
逆に英語話者も、各欧州言語学習時に
例えばフランス語だったら
bienというべきところをbonと言ってしまったりするからです。

そして、そこで、監督
「なんとなく間違っちゃたような気がする」
と、内心あせったのかもしれませんが
続けて
「今は、まだ英語がおそまつなので
 イタリア語で記者会見したい」
という内容の希望を伝えようとし
「I prefer えーthe answers in いがー」
【いがー】【いんが】と
意味不明な単語になっちゃってますが
これは、まさしく、監督の
切れる頭脳の中で
イタリア語で「英語」を意味する「いんげれーぜ」
と、英語で「イタリア語」を意味する「いたりあん」
が混ざってしまった結果だと思うのですっ!!

姑息に何回も用意された模範解答を暗記しようとするのではなく
あくまでも、ベルリッツ猛特訓の結果(かどうか不明ですが)
を使い誠意を示そうとした監督は、偉いっ!!!!

そして、その意地と頭脳で、監督が
大低迷していた英国代表チームを
W杯グループ戦を全戦全勝で
南アフリカ決勝大会進出を決め
(た直後、ウクライナに負けましたが)
「身の程知らず(としか手前には思えない)」
英国ファンとFA(英国サッカー協会の)
【期待】に応えたたのでございます。
同時に、
英語も、2年足らずで、こんなに進歩しました!!!

2009年9月
Fabio Capello thinks over his England selection

クロアチア(Croatiaクロエィシア)戦を前にして
どの18人を選ぶか
(心の中では決まっているが、明日の朝選ぶ)
その後の対ウクライナ(Ukraineユクライン)戦
対ベラルーシ(Belarusベラルス)戦も含めた方針や戦略
へスキー、デフォーの活用等について語っています。


60歳になっても
やる気と、適正な環境があれば
語学も成果を出せるっ!!!
カペーロ監督に見習いたいと思いますっ!!


人気ブログランキングへ
↑どうか一押し(涙)↑