ちゃんとした告白を決意したのがその日の昼頃だったんで、アシュが授業から帰ってくる夕方までにメールにして自分の気持ちを伝えようとしてました。


正直、この時自分の中で付き合える可能性と付き合えない可能性は半々でした。

どちらかと言うと付き合えないだろうなってのが大きかったです。


でも、言わないで後悔するよりは言って後悔したほうがいいって思ってたし、
何より自分の気持ちに正直になりたかったから送る決意をしたんです。
それに半分以上諦めてたほうがあまり辛くないだろう、とも(←はい、ここの言葉覚えといて下さい)



が、いざ打とうとすると上手く打てない自分がいて
何度も打っては消して、を繰り返してしまい(^ω^;)

そんなことをしているうちに気付けば授業が終わるぐらいの時間になってしまい、
焦ったウチは遠回しにメールを打って送ってしまったんです(×_×)


『ウチが○○(アシュ)さんのこと好きや、ゆうたらどぉする?』←こんな内容やったと思います(^^;


送ってしまったドキドキ感とあんな遠回しなメール…って思った後悔とか色々あって身体中が震えてました。



送ってからどれくらい経った頃か、もう授業は終わっているはず、
なのに一向に返事が返ってこない…。

ウチの中で嫌な空気が流れました。



そして一通のメールが……。


そこには長文でも、確かにアシュの気持ちが書かれてました。


ウチの気持ちも汲み取って、丁寧に綴られた言葉。



結果は『NO』




そうなんです、この時はアシュにフラれたんです。



やっぱりな…って思ってたウチはすぐに返事を返しました。


極力アシュに対して『大丈夫』を伝えるように。



アシュから返ってくるメール一通一通はウチを出来るだけ傷付けないようにしてるのが例え文面だとしても、痛いぐらい伝わってくるんです。

ウチは凄く泣きそうになって、母から晩ご飯を呼ばれたのを理由にいったんメールを中断させました。


正直、ご飯に呼ばれたのは凄く助かったのでとりあえず一旦は気持ちを落ち着かせることが出来るだろうと思いました。



まぁ半分以上諦めてたいたとは言え、フラれた直後なのであまりご飯は入りませんでしたが。


ちょうど女の子の日でもあったんで、理由にして自室に戻るとアシュからメールがきていて、
それすらも今のウチには気持ちが痛すぎて、とうとう泣いてしまったんです。



その時に新たに気付きました。

あぁ、ウチはウチが思とる以上にアシュの存在がこんなにも大きくなってたんや…と。



本当のところは、凄く好きになっていて簡単に忘れるほどの想いじゃなくなってたんです。


でもそれに気付いた時にはもう遅くて…。

どうしようもならない自分の気持ちに嗚咽交じりに泣いてしまって。



それをアシュには察して欲しくなかったからメールでは明るく振る舞ってたんです。


この時、電話をしなかったのはお互いにしないほうがいいと思っていたからだと思います。



だからウチもメールだけは吹っ切れた感じに出来てました。


実際は処理が全然追い付かなくて涙が次から次へと流れてたんですがね。



それから、今日最後の授業があるからとメールがあってからまた中断した頃には夜になっていて。


その間にウチは一人の時間が出来るので、いい加減本当に吹っ切れようとしてました。


アシュ自身も、ウチが完全に吹っ切れたと思ってるだろうから授業が終わり次第電話がくることもわかってたので、
授業が終わるまで1時間半までに色々話題を考えたり、自分の気持ちがわからないようにイメトレしてたりしました。


この時、ウチは自分でも酷い考えをしていました…。

それは、自らアシュを遠ざけようとすること…。

そうすれば完全に諦めれる、こんな思いしなくて済むって思ってたんです。

少しずつでも連絡を止めていって、同時に自分の想いを消していく…これがこの時のウチの中で一番の安全策でした。


メールの中でのアシュはこれからも良い関係でいたいってきてたのにウチはそれさえも拒否してたんです。




そしてアシュの授業が終わった頃、案の定電話がかかってきたので普通に対応しました。


数時間前のことが無かったかのように今までみたいに話が出来たのは、ウチの中で酷い考えを持っていたからやと思います。




電話から何時間か経った頃にウチは風呂に入るのを理由に切ったんですが、その時にある疑問が浮かびました。


それは、アシュの対応。


電話してから切るまでに、何となくアシュの口数が減っていたこと。
そしてどことなく元気がなさそうだったこと。



そして、ウチ自身にも疑問がありました。


ウチは性格上、と言いますか昔からなんですが関係を完全に切るorこれから切っていくとする相手が自分の携帯に登録されてる場合、すぐに電話帳から消去するんです。

これによって相手の名前を見ずに済むとゆう……自覚しているぐらい余りにも酷なやり方なんです(^ω^;)



何で、しなかったのかシャワーを浴びながら考えてたんですが
まだ自分の中で時間が経ってないからだとすぐ結論を出してさっさと出て、自室に戻りました。


すると、携帯がチカチカしていたので見るとアシュからメールがきてたんです。



見るとそこには…


『ちょっと話したいことがあるから風呂出たらメールして』




最終partに続きます☆