どうも~。

虎之介のすべらないブログです!

今日は観て来ました!

松本人志の映画「R100」

多分ネタバレしても誰も観ないだろうし、決して観ないよう警告の意味を込めてネタバレありでレビューします。

まず前提として、虎は松本信者であり、ありとあらゆる本やDVDを所持しています。
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そして松本の映画は出すごとに酷評されてますが、虎は当然擁護してきましたし、映画館で作品のグッズを全種類買ってました。
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虎は松本映画というだけで叩きまくるアンチとは違います。

そんな虎があえて言おう!

これはカスであると!

あらすじは大森扮する主人公が謎のSMクラブに入会し、日常生活の中にいきなり現れる女王様に虐げられながらも、徐々に世界にハマっていく、というもの。

松本信者である虎はここでだいたいわかりました。
ここでいろんな女王様から面白いケッタイな罰を受けて、いじめられる主人公を笑うんだな、と。

松本の映画は松本ワールドと言われるようなシュールな笑いが多く、受け入れられないのですが、虎はそういうのが好きでした。

しかし!今回はそんなお笑い要素もなし。

あったのはあったけどクスリとも笑わなかった。

SMプレーもほとんどが殴る蹴る、というもので、主人公がコロッケ買ってても張り倒され、職場のトイレでも蹴られたりと、なんか観てられない。

それならまだいいのですが、主人公の嫁が何年も昏睡状態で植物人間化して病院で寝ていて、主人公は毎日見舞いに行くのですが、そんなところでも女王様が現れ、殴られ蹴られるんです。

そして主人公はそんな中でも、快感を覚え、恍惚の表情になります。

観てて気分が悪くなります。

するとひょんなことからある女王様がアクシデントで死んでしまいます。

そこからその秘密SMクラブvs主人公の構造に急展開。

いきなり主人公側に正義の味方みたいなやつが現れるのですが、かなり大層な登場をしたわりにはその後のそいつの描写がないものだから、いったい誰なのかわからない。

そして秘密クラブ側も人食いカエル人間みたいなやつが出てきたり、もうむちゃくちゃ。

そして!

松本は何を思ったのか、映画内映画みたいな手法を取り入れ、映画の中で、映画評論家みたいなやつが何人か出てきて「この展開はおかしいよ~」と言わせてるんですね。

まあ当然誰もが観たら同じ感想を抱くようなことをその映画評論家が映画内でどんどん指摘。

これは明らかに確信犯ですよね。

「お前ら、この映画観てこんな風に思うんやろ?俺、悪いけど全部わかってんねん。全部わかった上で、俺は映画作ってんねん。一枚上なのはいつでも俺やねん!」

という松本の考えが如実に表れている手法だと思いますね。

最後はSMクラブ側が超どでかい女を連れてきて、主人公はそいつに負ける?みたいな感じになって、しばかれるのですが、Mだから気持ち良くなって結局主人公はその女の子供?を身ごもるんですよ。

へ?
虎野郎何言ってんの?
主人公は男だろ?アホが。

とお思いでしょう。

しかし!

男の大森扮する主人公は最後に子供を身ごもって、大きな腹をさすって幸せそうにしているんです!

そこでエンディングロール!!
終了~(◎-◎;)マジカ!!

最後にエンディングロールの後に、前述の映画内映画評論家たちが頭を抱えて「ダメだ、この映画…」みたいなシーンがあって終わるのですが、観客の我々も同じように頭抱えましたw

何でこんな松本自身もおかしいと思ってる映画にみんなお金かけて造って、我々もお金払って観てるの?

茶番だ!

救いは客が超少なかったことかな。

公開初日の土曜日だったのに客がいねー!

大阪の中心地の映画館なのに客は15人くらいだったでしょうか。

超まばら。


もう誰にも注目されてないのに、世間へのアンチテーゼみたいな映画を撮って、内輪でオモロイオモロイ言い合って裸の王様状態の松本人志…。

松本の親友で構成作家の高須光聖、そしていつもの取り巻きの倉本美津留、長谷川朝二といった松本ファミリーのブレーン達はちゃんと松本を注意せんとあかんなぁ。

ちょっと前のNHKでの松本のコント、MHKも死ぬほどつまらんかったし。

松本はこの映画でもう一回映画というものを壊したいと言ってました。

そして完全に壊すことに成功してます。

我々は壊れて瓦礫みたいになった映画を延々と見せつけられたわけですな。


映画を壊すというのはちゃんとした映画を作り続けた人が言うものだと思うなぁ。

ハァ、ただただ不快でした…。

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当然パンフ等は買ってません。