仕事を再開した初日の夜

懐かしい友達から電話があった

2年前に夫婦で友達の家で食事をして以来のご無沙汰

結婚する前からの付き合いで

若い頃はみんなで色んな所に行って

遊んだ仲


奥さんの訃報を知らせる電話・・・

「久しぶりの電話がこんな電話でごめん」


4年前からの闘病

2年前には何も分からなかった

元気にみえた

変わらなかった、若い頃と


そういえば、こんな言葉があったか・・・?

「良く食べるねぇ」

「食べてもふとらへんし良いね」

「あんまり食べられへんの」


ひょとしたら身体の調子が悪いのを

言っていたかもしれない


私、鈍感


久しぶりに対面した彼女は

闘病の凄まじさを語るかのように

苦しそうな顔だった


ダンナさんと二人の子供を残して死ぬのは

さぞかし残念だったと思う


残されたものは

振り返り後悔ばかりする


今を大切に生きる事が残された者の使命