今までの人生でどの時期が1番だったか?
18歳児に問うてみた。
おままごとで犬の役ばかりやらされそれを真面目に演じ、それでも仲間はずれにされ泣いて帰ってきた保育園時代。
母子で一緒によさこいチームに入って、別の世界があることに気づかせようと私は思った。
学校では何度も殴られ問題になりつつも、平日は毎日どこかの公園や児童館で遊び回り、休日は美術館やおもしろ親子イベントに積極的に参加した小学生時代。
寝る間も惜しんで急に勉強をがんばり出し、生徒会長にもなって私を驚かせてくれた中学時代。
努力が実って憧れの高校に入り、たくさんの友人と青春を分かち合った高校時代。
勉強は相当大変そうだったけど、周りを囲んでくれる温かい人間関係に私はとてもホッとした。
そして東大に入学した今。
どこが1番?
18歳児は「今!」と速答。
「自由度が違う。大人になればなるにつれ楽しさがどんどん増す」と。
テスト勉強も、サークルも、2つかけもちのバイトもだいぶ忙しそうだが、「今が1番」と彼女は言う。
そうか、それでいい。
彼女を生んだ時に、親の仕事は楽しく生きる姿を見せる事だけだと思ってきた。
親の姿は、その子の未来だから。
虐待親に育てられた私は、そこにこそ混乱し、腐心してきた。
だから情けないイケてない姿もたくさん見せて来てしまった後悔も少なからずある。
それでも、少しでも伝わったなら、本当にこれ以上嬉しいことはない。
私は親には恵まれなかったが、
他人に恵まれた。いい人達に恵まれた。
そのおかげだ。
二分の一成人式で
「子どもと大人とどちらが楽しそうかと聞かれたら私は大人だと思います」と教室で幼い彼女が答えた8年前が懐かしい。
ありがとう。
今と未来に明るい目を向けることは、死を遠ざける。
この先今以上に楽しい事が待っている。
生きろよ。
さて、今日も暑いよー
皆さん熱中症に注意して、テキトーにサボローねー
かしこ