「うわ 相容れなさそう」

それが最初の印象。

 

今更だけど

この人気シリーズを

読んでみました照れ

なかなか読む機会がなく

今回電子が一巻無料をやっていたので読んでみたんですよね。

DK同士のカポーです。

そういや、市川さんの作品自体

読むのは初めてなのでした。

このシリーズは7巻まで出てるんだっけ?

1巻目は2人の始まりだったので

この2人が高校大学と成長するにつれ

どう変化していくのか楽しみだなって感じがしました!

 

市川 けい著コミック「ブルースカイコンプレックス」

古びた本のにおいに混ざる清潔で清廉なシャンプーの香り。かるく目眩がした、放課後──。「静かに本を読める場所が欲しい」と願っていた楢崎は、ひょんなことから学内で有名な素行不良の生徒・寺島のお目付け役に抜擢され、二人きりで放課後の図書室の受付をすることになる。初めこそ会話のない二人であったが、ページを繰る音だけが響く図書室で、楢崎は不思議な空気をはらむ寺島に次第に興味を持ち始める。やがて学校は夏休みに入り、お目付け役もお役御免となるが──。

 

なんというか最初は2人とも表情も乏しいし、

感情の起伏がないので、

ずっとこの感じでいくなら盛り上がりに欠けるんじゃないかなと思ったら、

徐々に2人の気持ちがわかってくるにつれ、

表情も目まぐるしく変わるようになりましたよね!

そしてなんで最初がそんな感じだったのかも分かると、

2人が凄く可愛く見えてくる!

まぁもともと楢崎のほうは感情が表に出るタイプじゃなくて

突然寺島からキスされても

びっくりして固まるタイプ。

だからこそ弟ズと一緒のときの

楢崎の巣の表情に寺島だけじゃなく

ドキっとさせられるので

効果は大きかったよね〜。

 

寺島は素行不良で先生からも目をつけられていて

ひょんなことからその寺島と

放課後の図書室で一緒に過ごすことになる楢崎。

売られた喧嘩は買うタイプの寺島とは

接点のなかった楢崎だけど、

一緒に過ごすうちに大人しく本を読む寺島に対して

最初に抱いたイメージとは違うんだなというのを感じていく。

段々と打ち解けていく二人。

感情の起伏があまりない、と最初に書いたけれど

そう見えるだけで実は寺島は

熱い感情を胸に秘めていたことが

中盤以降彼の視点で描かれていることで

それがよくわかるんですよ!

実は楢崎のことを最初から意識していたことも

わかってくると、

いじらしく感じてきちゃう。

 

寺島はゲイでそれを自覚したのは中学生の時。

女性に興味が持てなくても

女性を好きでいなくてはならない、という感情。

彼が人と群れずなんとなく一匹狼な感じがするのは

こういうこともあるんだろうね。

寺島も楢崎も同年代のDKと比べると

大人っぽく感じちゃう。

楢崎に関しては人生達観してそうな雰囲気だからかw

寺島は自身の抱えている悩みからか

積極的に人と関わらないし

そして行きつけのお店もバー?だったりする。

そういえば寺島の家庭って出てこなかったので

どんな環境で育ってきたのかわからない。

楢崎は4人兄弟。

下には年の離れたちびっ子達がいていいお兄ちゃん。

なのでついつい寺島に対しても

ちびっ子ズへの対応のようにしちゃうことも。

(楢崎の弟たちマジ可愛いんですが〜!)

 

それにしても寺島がちょいちょい楢崎にキスをしていたことについて、

楢崎がまさか恋愛感情からくるものだと思っていないかったので

なんてニブチンなのかしら!って思ったよw

そして「ごめん」なんて100人いたら100人とも

振られた!って思うよ!!

これは全面的に楢崎が悪いよ〜。

まさかああいう意味だなんて誰が思うww

ま、最後にめでたくくっつけば

何もかも笑い話で済んじゃうんだけどさ。

 

巻の最初と最後では感情の出具合が全然違うので

この違いも楽しめると思う。

フラットに見えていた寺島の気持ちがアップダウンしてるのがいい!

 

H度ドキドキ

ストーリー度満月満月満月満月

 

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