オレは考えたい 探したい

覡様が自由になれる未来を

 

初読み作家さん。

新人さんでいいのかな?

本屋で見かけた時から気になってて、

どうしようかと悩んでいたら、

評価が良かったので

買う決意をしたのでした!

そうしたら評価が高いのも納得!!

絵柄も綺麗だし、

ストーリーやキャラ設定が

とても魅力的!

2巻目以降も楽しみな作品!!

 

ユノイチカ著コミック「夜明けの唄1」

治癒の力をもつワンコ従者✕短命の無愛想な戦巫子。 宿命と恋が絡みあう 巨弾ロマンス、開幕! 黒い海からくる化け物と闘うたび、 命が蝕まれてゆく戦巫子のエルヴァ。 それを知った少年アルトは憤り、 エルヴァが救われる術を探しながら、そばにいることを誓う。 そうして8年ーー。 アルトは精悍な青年へと成長した。 ともに過ごす日々で降りつもった恋心を、そっと胸にしまったまま…。 一方、数年の命と思われたエルヴァは、 何故かアルトと過ごすうちに回復の兆しをみせていて…? 健気に恋する忠犬ワンコと、無愛想な愛し下手が紡ぐ ファンタジー・ロマンス、第1巻。 「ずっと貴方のそばにいます」 「…残酷なガキだ」 圧倒的な筆力をたずさえた新星・ユノイチカのデビューコミックス!

 

夜になると黒い海からやってくる化け物、

その化け物を唯一倒せるのが覡だけ。

でもその覡たちは墨痣という黒い痣が身体に広がっていき

5年から8年で命を落とす。

彼らは覡となった年齢の姿のまま

見た目の成長も止まり、

たった一人で孤独に夜な夜な正体不明の化け物と闘うのだ。

アルトの暮らす島の覡であるエルヴァもまたその一人。

だけどある日アルトはエルヴァの闘う姿を見て

エルヴァの世話を自ら買って出る。

アルトがそばにいるようになってから

エルヴァの身体を蝕んでいた墨痣の広がりが止まり

それどころか復調が見られたのだ。

それから8年、エルヴァよりずっと身体が大きく成長したアルトは

変わらずエルヴァの世話を続けている。

仕事でエルヴァが覡になる前に過ごしていた修道院にやってきたアルトは

そこでなんとかエルヴァが覡から解放される術はないのか

聞いて回るのだけど‥‥

 

こういうファンタジー独自の世界観って、

この世界がどういう理なのかっていうのを

つい説明しがちになってしまうんだけど、

そういう言葉での説明くささはないんですよね。

かといって意味がわからないとか

そういうことはないのでそこが凄いと思いました!

結構独特な世界なのにくどくど説明しなくても

読んでいるとすんなり入ってくる。

ストーリーの組み立ての上手さなんだと思いました!

絵も見やすいし画力も申し分ない。

 

小さい頃のアルトが可愛かった〜!

彼がエルヴァの闘う姿にかっけーと思って

憧れちゃうのは子供特有のものかも知れないけれど

アルトにはそれだけじゃない何か不思議な力があるよね。

誰もが黒い海にいると化け物に襲われておかしくなるのに

アルトはその影響を一切受けないのだ。

彼には不思議な力がありそうだけど次巻でわかるのかな?

 

それにこのアルトがエルヴァと出会った時のまま

エルヴァに懐くワンコのような姿が

大人になっても同じで微笑ましい〜!!

まさに忠犬アル公!!わんわん

自分が仕事で長い間留守にするときも

エルヴァに自分が彫った犬の置物を

自分だと思ってと渡すあたり

本人も自覚しているのか?www

 

エルヴァの育った修道院もちょっとキナ臭いし、

新たな覡候補もそこにいたりと

まだまだ謎がありそうなお話で

目が離せない。

続きも楽しみです!!

 

H度 なし(まだ子供のようにくっついて寝ているだけ)

ストーリー度満月満月満月満月半月