あなたを淫 乱などとは思いませんが、
お振る舞いには最高にそそられます。
典雅さんの新刊です！
今回は半獣の民がひっそりを暮らしているという
設定のファンタジー。
ちなみに攻めが半獣、
受けは人間のおぼっちゃま。
最初は典雅節控えめ？と思ったけれど、
相思相愛になってからの方が典雅節が全開でしたw
半獣になれるといっても
それぞれ慣れる獣は違っていて、
攻めはタイトルにあるとおり
伝説のユニコーンになれるのだ。
でもこの半獣の種族がいることは
人間に知られてはいけない
鉄則があるわけで‥‥‥。
小林 典雅著「恋する一角獣 」
世話係のダリウスに長年片想いしているフィン。けれどある疑惑のせいで、ここ五年ほどはひどい態度をとっては悔やむことを繰り返していた。一方のダリウスも人に言えない秘密があった。深夜の数時間だけ一角獣の姿になるのだ。初めて会って以来フィン一筋なのに、彼が態度を変えた原因がわからず二人の溝は深まるばかり。そんな時、避暑に訪れた地で一角獣の姿を見られてしまい...?両片想い年の差主従ロマンス。
７歳で母親を亡くしたフィン。
病弱なため自宅療養することも多く、
そんなフィンのために世話係として
雇われたのが半獣のダリウス。
ダリウスは執事のヒューバートの紹介で
やってきたのだ。
フィンとは１０歳の年の差があるけれど、
フィンにとってダリウスはかっこいいお兄さん的存在で
憧れの対象でもある。
そしてダリウスもまた一目でフィンの天使のような愛らしさに魅了され、
彼の世話係として働くことに幸せを覚える。
ダリウスには世話係としてやってきたのには理由がある。
一角獣になれるダリウスは彼の角の粉末が滋養強壮の薬効があり、
フィンの身体のために夜な夜な角を削っているのだ。
ダリウスを紹介したヒューバートもまた半獣で
彼はアライグマなのだ。
彼らは男性が夜中の３時間だけ獣の姿になり
女性は昼の３時間だけ獣の姿になる。
その３時間だけ他の人間に見つからないようにすれば
彼らの秘密は知られることなく守られるのだが‥‥。
小さな時のフィンの可愛さはめっちゃ強力！
天使がいる‥‥と
ダリウスが惚けてしまうのはわかるわ〜！！
しかも姿だけじゃなくて
性格も可愛らしく同じ年の子と比べても
素直で良い子なのだ。
ダリウスが彼のために角をごりごりするくらい
何でもない！という気持ちで
毎夜粉末にしている姿は健気だけど、
おかげでとんでもない誤解されちゃうんだけどね。
実は家庭教師にとダリウスの仲間の女性リーズが
フィンのもとにやってきたのだけど、
粉末にする作業を手伝ってもらっていたら
（ダリウスが一角獣の時彼女は人の姿なので）
夜中に半裸姿で逢い引きしていると
フィンに勘違いされてしまったのだ。
この誤解から５年もの間、
すっごくダリウスに懐っこかったフィンの態度が
硬化しはじめて、
素っ気なく冷たいものになっていったのだ。
だけど半分獣であるダリウスは
フィンが自分を心底嫌っているわけではないことを
感じ取っていたため
長過ぎる反抗期に一体何があったのか（リーズと一緒のところを見られていたことを知らない）
疑問ばかりが募るだけ。
どんなにすれ違いがあろうとも
典雅作品なので、
安心してさくさく読み進めることができるw
フィンの友人エリアルがフィンを襲おうとした時も
一角獣姿のダリウスが彼の襟首を加え
物置小屋を角で開けてエリアルを放り込んだり、
知能が高くても馬はそんなこと出来ないよね〜w
それにダリウスはやっぱり典雅さんの攻めらしく
変態成分が多めだった。
（もちろんそれに感化？されて受けもどんどん変態Hに
目覚めていくのだけど）
一角獣姿の時の角プレイ？は
どう見ても変態さんだよねww
H度
ストーリー度
参加しています。よろしくね
