おまえが、かわいすぎるのだ。

かわいくて食べてしまいたくなる。

 

夕映さんは今回で2回目の読んだ作品になるのかな?

以前読んだのが面白かったので

今回、あらすじにも惹かれ購入です!

カワイコちゃんに逆ナンされて、

普通の男子だったら超絶嬉しいよねチュー

秀翔もそんな普通の大学生。

ついほいほい彼女たちに釣られ

着いて行ったら‥‥‥‥ガーンガーンガーンガーンガーン

美味しい話には裏がある、と

何でも思っていなきゃいけないね爆  笑

 

夕映 月子著「異界で魔物に愛玩されています」

秀翔が目を覚ますと、そこは異界だった。人間を食料として扱う店で間一髪のところを山羊頭の魔物サタナキアに買い取られる。命の危険はなくなったものの、檻に入れられ、首輪と鎖で繋がれ、ペットとして飼われる秀翔。だが知的なサタナキアと互いの言語を教え合い、やさしくかわいがられるうちに、秀翔は彼に惹かれていく。一方、差がなきあのほうにも変化が表れて‥‥?高位悪魔×普通の大学生、種族を超えた愛。

 

悪魔と思しき姿の魔物たちが闊歩する世界で

秀翔は当然脱出することは出来ず、

魔界でも変人扱いされているサタナキアが

ペットとして秀翔を購入した。

それ以来ヤギ頭のサタナキアのもとで生活する秀翔だけど、

所詮はペットなのでサタナキアの隙をついて逃げ出す秀翔だが‥。

 

秀翔が逃げ出したくなる気持ちもよくわかる。

サタナキアがどんなにいい人(悪魔)であっても

彼としか話す相手もましてや出かけることも出来ない世界で

生きるのはやっぱり辛い。

だからこそサタナキアが秀翔のことを愛玩するペットとしてだけではなく

知能の高い生物(といっても高位悪魔であるサタナキアの方が普通の人間より

全然知能が高いんですけどね)として

単なる愛玩から余暇を楽しむ相手として

ゲームをしたり言語を教え合ったりしていくのはわかる。

私も自分が飼ってるペットが

対等に話ができたりしたら

可愛がるだけのペットじゃなくなるかもね〜。

人間は確かに食料としてしかみてない魔物ももちろんいる。

だけど着飾ったり餌を与えたりして人間を飼う魔物もいるのだけど、

通常の魔物は人間の言語を理解していないので

人語(英語)をもともと習得していたサタナキアはかなりの変わり者なのだ。

 

サタナキア、確かに考えも見た目(ヤギだけど)男前。

秀翔が惚れちゃうのもわかるのだ。

私だってこういう状況におかれたら惚れちゃうだろう。

そう、問題はここなのよ。

こういう状況だから好きになったというか、

これって彼に捨てられたら死ぬしかないという状況で

選択肢がなく、また吊り橋効果(食料として売られる寸前を助けられた)も

プラスされたら、好きになっちゃうんじゃないかって‥‥。

もし普通の状況だったら?

飛ばされたのが人間も魔物もいる世界で

食料としてとかじゃなく普通に暮らせるのだとしたら?

回りが良い人ばっかりだったら

サタナキアのことも親しい友人の一人じゃなかったのかな?

そんなこと言っていたら

異世界トリップものってそういうの多いじゃんって言われてしまいそうだけど、

なんというか、サタナキア一択ではない他の選択肢もあるなかで

サタナキアを選ぶという状況がちょっと欲しかったかな、と思ったのでした。

もちろん、人間界に戻れるかも知れないっていう

状況も作中ではあるんですけどね。

だけど絶対自分のいた世界にそのまま戻れるっていう確証がないの。

それでも戻れるかと問われたら

それならサタナキアを選ぶというのは当然で、

彼のもとで愛されて生活している方がいいもんね。

なのでお話自体は面白かったし

もっと読んでみたいなとも思ったけれど、

ちょっとそういうのが私には引っ掛かったのでした。

 

H度ドキドキドキドキドキドキドキドキ

ストーリー度満月満月満月やや欠け月

 

にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL漫画感想へ にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BL小説読書感想へ にほんブログ村 BL・GL・TLブログ BLCDへ
参加しています。よろしくねラブラブ


BL ブログランキングへ