おはようございます。本日は、少しだけ我が家が取り組んでいる剣道について書きます。

 

三年前の自分の記事を見て、再び泣いてしまった。

 

 

タイトルは、『泣ける』というもので、内容はコチラ。

 

おねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがい

 

長男が、全校文集で、6年間で初めて、剣道のことを書いていた。

 

以下。

 

一年生から剣道を始めた

最初のころはずっと基本練習だった

(なんでこんなことばっかりしなければいけないんだ・・)

 

学年が上がるにつれて

試合にも出られるようになった

しかし、負けてばかり

(あんなに頑張っているのに

なんで勝てないんだ・・)

 

こみ上げてくる気持ちに負けず

その気持ちをバネにして

もっと練習を頑張った

 

あきらめない心が次第に育ってきた

チームワークも良くなった

試合にも勝てるようになった

 

やめたいと思う気持ちは

今でもたまにある

しかし、試合に勝ったときのうれしさは

それ以上だ  

 

これからもあきらめない気持ちで

ずっと剣道を続けていきたい

 

 

 

頑張ってたことを誇るわけでもなく、

六年間剣道に向かい合ったことを書いている。

 

 

 

淡々と、結果を語らず、成果を語らず、

 

どんな気持ちで向き合ってきたかだけを語っている。

 

 

この短い文章の中に、

どれだけの精進と涙と努力が、詰まっているだろうか。

 

長男は、三年生まで、ほんとうに全然勝てなかった。

 

道場に見いだされるまで、

まったく相手にされず、

それでも黙々、頑張っていた。

 

道場で、チームワークを知り、勝つことを知り、

 

努力が形に表れてきた。

 

滅多に勝てない教室で、

 

いろんな嵐を超えて、

 

県下で最も強い道場のレギュラーになった。  

 

地元での入賞、優勝も経験した。

 

 

長男ほど、負ける悔しさ、勝てない辛さを知っている子はいないし、

 

長男ほど、縁の不思議さに導かれた喜びを知る子も少ない。

 

勝負を至上に求めるチームに所属しないと絶対にわからない試練やプレッシャー、それらに伴う喜びも知ることができた。

 

 

最後の文集でも結果を誇らず、

抑えた文章で自分が6年間、真摯に向かい合った剣道について書く、長男。

 

読んだとき、

 

涙が、溢れた。

 

いったいどれだけの時間を剣道に捧げ、どれだけの涙を経たか、

 

知っているのは、

 

母親のわたしだけです。

 

 

引用終わり。

 

おねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがいおねがい

 

昔のことをいろいろ思い出した。

 

最初に所属したチームの指導者には、正直「可愛がられた」とは言えなかった。

 

詳細は省くけども、

 

指導者は「本当は剣道指導なんかしたくないけど、頼まれたから仕方なくやってるんだ」と言われていた。

 

これは本音だと思う。

 

どうか、いやいや指導せずに、ご自分の剣道に邁進してほしいです。

 

でないと、いやいや指導されるこどもたちが可哀そうです。

 

 

 

一方で、後に移籍した道場の館長は、最初に長男と次男を稽古で見たときから、ものすごくかわいがってくれた。

 

長男を見て、

 

「試合に全然勝てなかった?そんなはずはないだろう」

 

「足さばきに天性のものを感じる」

 

次男を見て、

 

「試合では必ず優勝できるよ」

 

「センスがある。なかなかこんな子はいない」

 

と褒めてくださったりした。

 

試合経験の少ない兄弟を積極的にいろんな試合に出さしてくださり、そこで、わたしはものすごく感激した。

 

今の道場に見いだされなければ、剣道を辞めていた可能性が高いと思う。

 

そういうことも含めて、『縁』の不思議さを感じる。

 

縁があって剣道をして、好きになり、夢中になり、精進してきた。

 

長男は今勉強にシフトしているけど部活で剣道は続けているし、生涯剣道とともに歩んでいくのだろう。

 

次男は越境までして剣道に打ち込み、高校から全国制覇を目指すところに進学するつもりだから、剣道を軸に人生を作っていくのだろう。

 

 

剣道に限らず、『縁』次第で、結果が大きく変わってきます。

 

我が家の兄弟は、良き縁に恵まれて、ここまで来ました。

 

どんなに躓いても、壁にぶち当たっても、『縁』はわたしたちをいろんなところに連れていってくれます。

 

わたしたち家族は、剣道のおかげで、本当にいろんな景色を見せていただきました。

 

そういう「縁」には、いくら感謝してもし足りません。

 

ほんとに有難いです。