どうして、途中で曲がって、すぐに反対方向に曲がって、結局向きがもとに戻るすべり台があるのでしょうか。

会社帰り、体調のよくない娘を保育園に迎えに行き、小児科に連れていった帰り道。

「こっち、いってみたい。」

近所の公園への道を娘は指していました。

病院に行った帰りではあったのですが、夕方の今ならあまりこどもたちもいないだろうから、いろんな遊具で遊ばせることができるな、と考え、公園に行くことにしました。

娘は大の公園好き。そして私の予想通り、公園にこどもはあまりいませんでした。

いろんな遊具で遊ばせました。そして問題のすべり台に一緒に昇りました。

少々急な角度のすべり台、しかも途中でカーブが2つもあります。さすがにひとりで滑らせるのはあぶないかな、と思い、私の膝の上に娘を乗せて、一緒に滑ることにしました。

一緒に滑ってまもなく、右足に激痛が走り、

「ギャー。」

という娘の悲鳴。娘の足が私とすべり台に挟まれたのです。私の膝の上に乗っていた娘の足は、カーブを曲がる際、衝撃で私の膝の上から落ちてしまったようでした。

滑り終わって、娘は号泣でした。

「どこが痛い? 言ってごらん。」

「あんよがいたいの。」

娘は立ち上がることも歩くこともできませんでした。

電話で仕事の終わったお母さんを至急呼び出し、娘を抱っこしてもらって、家に帰りました。

さっき行った小児科はもうあいていない時間でした。市の小児救急相談に電話したところ、夜間診療を行っている整形外科を紹介されました。

急いで車を出し、病院に向かいました。その間ずっと娘は激しく泣いていました。

長い時間待たされました。途中、救急車で搬送されてきた人に順番を抜かされました。当然なのですが、一刻も早く診察してほしい私は、やりきれない気持ちになりました。

診察の間、娘は号泣。はじめてのレントゲン撮影に号泣。あまりにも泣くし、立てないし、歩けないし、少し腫れてるし、骨が折れてないにしても、ひびが入っているかもしれない、そう覚悟しました。何てことをしてしまったんだ、これからどんどん成長していくのに。激しく後悔しました。

結果、骨には異常ありませんでした。
診察の時に泣いていたのは、先生が怖かったからだったみたいでした。ただ、しばらくの間は安静に、とのことでした。

すっかり遅くなってしまったので、帰りにファミリーレストランに寄って、晩ご飯にしました。

次の日、娘はまだ立てず、歩けず、よく泣き、足を痛がるので、お母さんと一緒に整形外科に連れていきました。

湿布をもらいましたが、痛みがひき、異常なければ数日で自分から歩くようになるから、安静にしておけば心配いらない、とのことでした。

実際娘は、その日のうちに、びっこをひきながら歩き始め、次の日には、少し長い距離も歩けるようになりました。ただ娘の足には大きなあざができてしまいましたが。(しばらくすれば消えるのではと思われるあざでした。)

大事に至らなくてよかったです。

娘がすべり台を嫌いになったらどうしよう、と心配していましたが、それも杞憂でした。

ただ、

「○○ちゃんねー、あそこのすべりだいでけがしちゃったの。あそこのすべりだい、せまいからねー。」

と何度も何度も言っていますが。


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