伊勢は神の国。

今年、伊勢神宮では20年に一度の式年遷宮が行われる。

ご遷宮に伴い、様々な行事が執り行われるが、その中に、かつて神領民と呼ばれた市民が参加する「お白石持ち」という行事がある。


以下、伊勢市HPより

「お白石持行事」は、一連の遷宮諸行事のひとつであり、新しい御正殿の敷地に敷き詰める「お白石」を奉献する民俗行事で、宮川より拾い集めた「お白石」を奉曳車・木そりに乗せ、沿道や川を練り進みます。
 神域に入ってからは、一人ひとりが白布に「お白石」を包み、遷宮後は立ち入ることの出来ない新宮の御垣内、真新しい御正殿の近くまで進み、持参した「お白石」を奉献する行事です。



今回、縁あって外宮で行われるこの行事に、天漁人として参加させていただく事になった。

お白石を積んだ奉曳車に100m以上はあろう綱が2本。

其々の綱を、その町の法被や襷を身に着けた人々が、僅か1㎞程の道のりを「エンヤー」の掛け声とともに3時間あまりかけて、ゆっくり力強く曳いて行く。

木遣りの若い衆が、朗々と唄い上げる。

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外宮入口間近に到着すると、ひと際勇ましい「エンヤー!」の掛け声で(エンヤ曳き)一気に敷地内へと突入する。




再び綱を持ち、火除け橋まで奉曳車を曳く。
火除け橋より向こうは神域だ。

帽子を取り、お祓いをしていただき、いよいよ神域へと足を運ぶ。