内申点って何を規準に出しているんだろう?

 

そう思っている人結構多いんじゃないでしょうか。

 

テストの点が取れたのに内申点が3だった。

あの子と点が一緒だったのに内申点が違う。

 

成績が出るときにそんな質問がよく来ます。

 

これから何回かに分けて、評価について書いていきたいと思います。

 

今回は「先生は決して好き嫌いで成績を付けていない!」ということについて書きます。

 

実は成績の出し方については、学校説明会や授業の最初にお話ししていたり、資料を出していたりします。

 

けれど、あんまりそこを気にしている人は少ないような気がします。

 

成績は、生徒の進路を決めるうえでも現状とても大切なものです。

 

だからこそ、先生たちは客観的な資料を集めて、成績を付けています。

 

生徒から質問があれば、必ずこたえられるようにするためです。

 

「先生に嫌われているから成績が悪い」という人は

 

授業中の課題を、「こんなの意味がない」と自分勝手に決めつけて、やらなかったり適当にこなしたりしている場合が多いです。

 

まず先生は生徒を嫌っていません。先生に嫌われていると思っている人は、逆に「その先生のことが嫌い」もしくは「その教科が嫌い」なのではないでしょうか。

 

それは「成績が悪いのは先生のせいだ!」という意味合いではないでしょうか。

 

必ずしもそうとは限らないかもしれませんが。

 

これでは、成績が悪いのは先生のせいで自分のせいではない。だから、自分は頑張らなくても良い。という風になってしまいます。

 

努力しなくなってしまうのです。

 

もしをこれを見ている保護者の方がいらっしゃったら、「先生に嫌われているから成績が悪い」という子どもの話を鵜呑みにせず、「努力できていない部分があったんじゃないの?」と聞いてあげてください。

 

そして、次何を頑張れば成績が上がるのかを一緒に考えてあげてください。

 

何を頑張ればよいかわからなければ、先生に聞いてください。必ず教えてくれます。というか、先生には説明責任があるので、答えられなくてはいけないようになっています。

 

「先生のせいだから悪くない、頑張らない」という思考を「次これを頑張れば良いんだ」という目的思考に変えてあげてください。

保護者まで先生のせいにすると、ますます生徒は頑張らなくなってしまいます。

 

頑張る生徒は先生も周りも応援してくれます。

 

必ずしもそうとは限らないかもしれませんが。もし好き嫌いで成績を出している先生がいたら最悪です。とても嘆かわしいことです。

 

でも、先生はみな生徒の味方です。そのことだけは忘れないでほしい。

 

さて、次回から、成績の付け方について、国語を中心に説明していきます。

 

その中で、評価の現状の問題点についても話していきます。

 

これを読んで、今までの疑問解消とともに、「何を頑張ればよいか」を理解していただけたら幸いです。