とびとびでごめんなさいっ！

マイペースでよろしくお願いします！

一昨日、日曜日放送のこちら

ご覧になられたかた、

いらっしゃいますでしょうか^ - ^

2021年のお正月に放送のドラマの

再放送なんですが

当時、わたしは録画したまま

観てなかったもようで・・・(*´꒳`*ゞ

めっちゃ新鮮な気持ちで観ちゃいましたっ！

NHKBS
2024年2月11日(日) 午後2:00～3:30

ライジング若冲
「天才かく覚醒せり　完全版」
https://www.nhk.jp/g/blog/9s9y-wqr-yf4/

オープニングが

めちゃくちゃかっこいいんです。

めっちゃワクワクする(*´∇｀*)

みなさまご存知の通り！

若冲は大野智さんが尊敬している絵師です。

ドラマの内容と、少し調べ物もくわえて

解説させてください。

◇◇◇◇◇

伊藤若冲は、
令和6年の現在から 308年前の
1716年（正徳6年）に、
京都、錦小路の大店（おおだな）
https://www.kyoto-nishiki.or.jp/about/

…青物問屋「枡屋（ますや）」の
「枡源（ますげん）」）の長男として
生を受けました。

父・源左衛門の死去に伴い、

長男、若冲は、
4代目枡屋（伊藤）源左衛門を襲名
若冲、23歳のときです。

商いの才もあり、学もあり、
その人柄から人にも好かれ…と
なんでも出来る人でしたが

天賦の才…絵を描きたい衝動、
己の内側から湧き出る情熱を持て余して

苦しみ続け、

本業を些細なく勤めながら

自らを支えるように絵を描いていました

23歳からの
17年を務めあげたある日、

3歳下の弟、「枡屋」の次男
宗巌（そうごん）から提案されます。
───
とことん描いたらええ
家業は私がやりますよって
兄(あに)さんは
絵に生きておくれやす
───
この言葉に背中を押され

弟に家督を譲り

40歳で隠居して、
若冲は、絵師として生きるようになります。

その才は、先人の絵師たちが
舌をまくほど素晴らしく
筆が早く、

なのに描写が精密で精巧で
御仏のためにあるもの…と
称されるようになってゆきます。。

◇　◇　◇

私が全く知らなかった、

『若冲』という
人物の姿を観させてもらいました。

まさに天才。でも全く驕らず、

常に人をたて、感謝し生きる人。

若冲の周りに居た人々の

日誌などに残る人物像は、

周囲の人たちに、

その才にも負けないほど

人柄を愛されていたんだなあと思います。

◇　◇　◇

また、「若冲」という名

売茶翁（ばいさおう）
…　煎茶道の祖。漢文にも堪能で、漢詩や和歌を残し、書家としても超一級の人物

や、

大典顕常（だいてん けんじょう）

から、譲られた（推定）ものとのことで

その由来は

大盈若沖
───
大盈(たいえい)ハ
沖(むな)シキガ　若(ごと)キモ
其(そ)ノ用(よう)ハ　窮(きわ)マラズ
（『老子』一節）

ドラマの中で売茶翁が語った意味は、

大きな器は、
一見空っぽで無駄に思えるが
何に使うても役にたつ万能さがある
人もまた同じ

という意味からだそうです。
───
・・・全文の方がわかりやすいので、紹介させてくださいね

老子の言葉


（意訳）
本当に完全な物は
何かが欠けている様に見えて
その働きは衰える事が無い

本当に満ちている物は
空っぽに見えて
その働きは枯れる事が無い

本当に真っ直ぐな物は
曲がっている様に見えて

本当に巧妙…繊細で技術の高い者は
下手…未熟者に見えて

本当に能弁な者は
口下手に見える

動き回れば
寒さにも耐えられ
じっとしていれば
暑さにも耐えられるというが

しかし、

静かで清らかで
無為の状態である者こそが
世の中をさえ、治めることが出来る

◇　◇　◇

なんか・・・
なんか・・・・・
ぐっときませんか( つω；`)

パッと目に浮かぶ人が
わたしはいます

そういえば、
知足…足るを知る　も、
『老子』一節ですね

智くんが、心惹かれた絵師
伊藤若冲　・・・の、名の意味は
まるで、智くんで

『絵を描けなくなることは
自分にとって息が出来なくなること』

と言っていた智くんと

20代はじめに
大店の店主を担うことになり
その責を勤め上げ

その間も描き続けていた『絵』で
生きることを身内に認められ、

背中を押されて
40で隠居し、絵に生きる道を選んだ

『若冲』に重なる・・・んです。

◇　◇　◇
ドラマの中の兄弟の台詞にぐっときました。。

(弟)無理…してへんか？
私は兄さんほど上手に商いができん
学問も足らんし、人徳も無い

そやけどなあ
私にこの絵は描けへん
この才を青物問屋に縛りつけとくんは、罪や。

(若冲)どうも私の中には
風神さんと雷神さんが
居てはるみたいでなあ
年中雷光らせて
激しい風を吹かさはる

その胸のうちの嵐を
筆を使うて、吐き出さんことには
苦しゅうて、苦しゅうて、かなわん
死んでしまうんやないかて思う時もある
これは・・・なんやろなあ
私の中にある、

煩悩やろうか、願い…みたいなもんやろうか

(弟)そやったら、それが分かるまで
とことん描いたらええ

家業は私がやりますよって
絵に生きておくれやす

◇　◇　◇

実は、
弟、宗巌（そうごん）も
絵を描いています
　
号は、白歳
（野菜の白菜にかけた…とか(可愛い)）
　
若冲の弟、白歳の「牛頭天王図」…
2021/2/4 18:58
https://www.sankei.com/article/20210204-6PHR4Y3XEVNRNPZGES6RBJTP2Y/

わたしも、若冲展示を見に行ったときに
一緒に展示されていた、弟の作品も、

実際に生で観たことがありますが、

若冲ほどではありませんが、

普通に素晴らしい。

そして、
兄のために家業を引き受け
兄に憧れ、
長兄である若冲を、
どれほど慕っていたかが
絵に現れているように感じました。

きっと　本当にいい兄弟だったのだと
思います。

◇　◇　◇

若冲の生きた時代は、
江戸時代、中期。
1716/3/1－1800/10/27

家業に従事していたのは、
将軍が、徳川吉宗～家重の時代

享保の大飢饉から、享保の改革と
江戸幕府、日本中が財政難に陥っていく時代で
京の青物問屋も楽な時代ではなかったはず

絵師として歩み始めた後は、
家治～家斉が将軍の世

・・・ NHK、フジTV の「大奥」で
描かれているのと同じ時代ですね

冨永愛さんの、徳川吉宗

松下奈緒さん、
安田顕さんの田沼意次

高田夏帆さん、亀梨和也さんの、
徳川家治


・・・と、同じ時代を生きた絵師

って考えると、感慨深いです。。


NHKBS
2024年2月11日(日) 午後2:00～3:30

ライジング若冲
「天才かく覚醒せり　完全版」
https://www.nhk.jp/g/blog/9s9y-wqr-yf4/

【初回放送】
2021年1月2日　総合／BS4K
2021年1月16日　BSプレミアム　完全版
◇
今回の放送の配信は、
NHKプラスでは無さそう…ですが、
　
2021年の1月に、
智くんつながりで録画されてたかたは

ぜひ、観てみてください！
オススメです。

若冲が絵を仕上げていく様子に
ズキズキ♪ワクワクします！

わたくしごとですが、

誕生日をおぼえていてもらえるの

ほんとに幸せです。m(__)m

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