くんくんにゃ

超イイ匂いがする

Jの匂い☆

 

 

ゲームをしてるオレの隣にJが座って雑誌を広げた

 

 

 

 

潤「なぁーカズ 今夜行っていい?」

 

 

 

カズ「えっ?今夜ぁにゃ?」

 

 

 

さり気ない誘い方

オレはゲームから顔を上げないし

 

Jも雑誌から顔を上げないで自然に誘う

何でもないように 当たり前のように

 

 

 

 

潤「うん 久々にカズの家で飲みたい ちゃんと帰るから良いだろう?」

 

 

 

ちょっと強引なJの誘い

まぁ このくらいグイグイ来てくれなきゃオレの場合 即断っちゃうけどね?

 

 

 

 

カズ「あ~・・・ えとぉごめんっ 今日は先約があって・・・にゃ

 

 

 

潤「うん いいよ?そいつらと一緒で」

 

 

 

カズ「あ・・・ にゃ

 

 

 

どうしよう?

翔ちゃんのこと話してもいいかな?

 

 

いや・・・

マズいよね?

Jってば真面目だし 怒られちゃいそう・・・

 

 

 

オレが翔ちゃんのことを好きってゆーのはまだ誰にも内緒だしっ

今のところ 家賃光熱費がタダ お小遣い付きを餌に釣られたオレ・・・

 

 

 

 

潤「いいよ?オレ別に気にしねーし」

 

 

 

カズ「でもぉ オレ・・・のんびり

 

 

 

潤「何だよ?歯切れわりーなぁ オレがいるとマズいの?なに?オレに会わせらんねーような奴らと会うの?誰だよ?そいつらっむかっ

 

 

 

カズ「そうじゃなくてっ オレ・・・ 実は引っ越したのぉにゃ

 

 

 

Jが雑誌から顔を上げて 大きな目をクリクリさせているのが分かる

 

 

 

潤「えっ?マジで?どこ?」

 

 

 

カズ「どこって・・・ あっちにゃ?」

 

 

 

適当に指さして見せると Jは「子供かよ~」ってケラケラと笑った

 

 

 

潤「マジか~ 新しい家 楽しみだなぁ~っ 荷物片付いたのか?手伝ってやるよ」

 

 

 

カズ「いやっ あのっにゃ

 

 

 

スタッフが声を掛けに来てJが立ち上がった

 

 

 

潤「じゃあカズ 終わったら連絡して?車で家まで送ってやる」

 

 

 

Jは有無を言わせないほどの 完璧なアイドルスマイルで

オレの髪を撫でて立ち去って行った・・・

 

 

 

なんて強引なの?この人

カズナリちょっとキュンキュンしちゃう照れるぽっ////////

 

 

 

て・・・

いやいやマズいよっ!

どうしよう翔ちゃん!どうしよう!?

 

 

 

 

 

 

 

 

━─━─━─━─━─

 

 

 

 

 

カズ「オレの部屋に着くまで目を閉じてっショック

 

 

 

家のドアを開ける前に ちょっとあがいてみた

 

 

 

潤「は?」

 

 

 

カズ「あのっ 散らかってるのっ とっても散らかってるのっにゃ

 

 

 

潤「そんなん しょーがねーだろう?越したばっかだし 片付け手伝ってやるよ」

 

 

 

 

カズ「ちがっ!あのっ!パンツっ!パンツがい~~~~っぱい干してあるのっショック

 

 

 

 

潤「そうなの?いいよ別に」

 

 

 

 

ドアに手を掛けたJの服を クイクイ引っ張って止める

 

 

 

カズ「ダメっなのっ すっげーーーえちぃーパンツがい~~~~っぱい干してあんのっ困るビックリマーク

 

 

 

潤「・・・ウソだろ?オマエそんなすげーの穿いてんの?」

 

 

 

 

カズ「ショック!! ・・・穿いてなよぉ・・・穿いてないもん やだっもうっ暑い//////」

 

 

 

潤「どっちなんだよぉ~」

 

 

 

カズ「と・・・とにかくっ! 目を閉じてくんなきゃオウチに入れてあげないっにゃあせる

 

 

 

潤「えっ?ここまで来て?」

 

 

 

 

 

お酒やツマミの入った袋を下げたJの手を引いてやり

翔ちゃんと一緒に住んでることは内緒のまま

 

翔ちゃんが用意してくれたオレの部屋に案内した

 

 

 

 

 

 

 

 

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