くんくん
超イイ匂いがする
Jの匂い
ゲームをしてるオレの隣にJが座って雑誌を広げた
潤「なぁーカズ 今夜行っていい?」
カズ「えっ?今夜ぁ?」
さり気ない誘い方
オレはゲームから顔を上げないし
Jも雑誌から顔を上げないで自然に誘う
何でもないように 当たり前のように
潤「うん 久々にカズの家で飲みたい ちゃんと帰るから良いだろう?」
ちょっと強引なJの誘い
まぁ このくらいグイグイ来てくれなきゃオレの場合 即断っちゃうけどね?
カズ「あ~・・・ えとぉごめんっ 今日は先約があって・・・」
潤「うん いいよ?そいつらと一緒で」
カズ「あ・・・ 」
どうしよう?
翔ちゃんのこと話してもいいかな?
いや・・・
マズいよね?
Jってば真面目だし 怒られちゃいそう・・・
オレが翔ちゃんのことを好きってゆーのはまだ誰にも内緒だしっ
今のところ 家賃光熱費がタダ お小遣い付きを餌に釣られたオレ・・・
潤「いいよ?オレ別に気にしねーし」
カズ「でもぉ オレ・・・」
潤「何だよ?歯切れわりーなぁ オレがいるとマズいの?なに?オレに会わせらんねーような奴らと会うの?誰だよ?そいつらっ」
カズ「そうじゃなくてっ オレ・・・ 実は引っ越したのぉ」
Jが雑誌から顔を上げて 大きな目をクリクリさせているのが分かる
潤「えっ?マジで?どこ?」
カズ「どこって・・・ あっち?」
適当に指さして見せると Jは「子供かよ~」ってケラケラと笑った
潤「マジか~ 新しい家 楽しみだなぁ~っ 荷物片付いたのか?手伝ってやるよ」
カズ「いやっ あのっ」
スタッフが声を掛けに来てJが立ち上がった
潤「じゃあカズ 終わったら連絡して?車で家まで送ってやる」
Jは有無を言わせないほどの 完璧なアイドルスマイルで
オレの髪を撫でて立ち去って行った・・・
なんて強引なの?この人
カズナリちょっとキュンキュンしちゃう////////
て・・・
いやいやマズいよっ!
どうしよう翔ちゃん!どうしよう!?
━─━─━─━─━─
カズ「オレの部屋に着くまで目を閉じてっ」
家のドアを開ける前に ちょっとあがいてみた
潤「は?」
カズ「あのっ 散らかってるのっ とっても散らかってるのっ」
潤「そんなん しょーがねーだろう?越したばっかだし 片付け手伝ってやるよ」
カズ「ちがっ!あのっ!パンツっ!パンツがい~~~~っぱい干してあるのっ」
潤「そうなの?いいよ別に」
ドアに手を掛けたJの服を クイクイ引っ張って止める
カズ「ダメっなのっ すっげーーーえちぃーパンツがい~~~~っぱい干してあんのっ」
潤「・・・ウソだろ?オマエそんなすげーの穿いてんの?」
カズ「 ・・・穿いてなよぉ・・・穿いてないもん やだっもうっ//////」
潤「どっちなんだよぉ~」
カズ「と・・・とにかくっ! 目を閉じてくんなきゃオウチに入れてあげないっ」
潤「えっ?ここまで来て?」
お酒やツマミの入った袋を下げたJの手を引いてやり
翔ちゃんと一緒に住んでることは内緒のまま
翔ちゃんが用意してくれたオレの部屋に案内した
*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゚・:,。*:..。o○☆
よろしかったらポチっして下さいな