ようやくの、1回目。
ありがたい。
という思いしかない。


両家の親は、2回目の接種を終え、
副反応も義母を除いて殆どなく、
発熱や倦怠感、腰痛に悩まされた義母も
ようやく容態が落ち着いて来たという。


人により、千差万別の副反応。
どうなるかは接種を受けてみるしかない。


幸いにして
自宅の近所に接種会場があった。
受けられる日程には限りがあり、
予備の接種翌日を定休に当てたくても
それが叶わなかった。


「一生に一度のワガママなんで!」
と休暇申請を押し通した。
これまで仕事をほぼ休むことなく
頑張って来たのはこの日のためだ。


ワクチン接種については
自治体で対応が様々なのだが、
私の住まう自治体は早い方だと思う。
夫は職域接種の斡旋があったらしいが
受けられる人数に限りがあったことと、
主治医からの斡旋があったことで
比較的早めに1回目の接種を受け、
お盆休み期間で2回目も受けられるようだ。


重症化させない
という戦略においては
ほぼ成功していると思う。


お陰で私の訪問先でも
施設の閉鎖が減っており、
代わりに夏特有の熱中症や
体調不良による入院が増えている。


事業的には
仕事が目減りする時期なので、
一段落。
体勢を立て直す時期。


2回目は
半休を頂いて、翌日を副反応の養生に充てる。
1日で済まなそうならば2日後の予定は
誰かにお願いしなければならない。


替えの効かないサービスは
極力減らすのが運営上出来る事。
もしダメならお願いします
と言える環境にも感謝している。


ワクチン接種会場では、
接種コーナーにベテラン風の女性が二人、
はさみ込むように並んでおり、
リラックスさせるように声を掛けてくれた。


「素敵な柄ね、私好みだわ」
「あ、コレ、アフリカ製なんですよ」
「なんだかアジアンテイストよね!」
「物産展で買ったんです。今はなかなか機会がなくて残念!」

そんな話をしてる間に、接種完了。
「注射の跡はなるべくさわらないようにね」
「お風呂はなるだけ避けて」
「家事も極力しないほうがいいわね」
「お弁当でも食べて楽をして!」
なんてけしかけるように楽しく一時の会話。


夫は近所だからと同伴したのだけれど、
あまりの効率良い動線に、
弾かれるように行き場を失ったようで、
早々に帰宅していた。


迷走神経反射があり、
幼少時は痙攣発作もあったので
心配していたけれど、
この日のための栄養対策のお陰か
副反応の腕の痛みも局所に収まっている。
打たれた位置のせいなのか?
胸の前を越えて反対側に伸ばそうとすると
引張られる痛みがあるのみだ。
敢えて挙げるとするならば、
目と鼻の奥にギューっとつままれたような
鈍い痛みがあったことか。
常備薬のケロリンを飲んで、
睡眠を取ったら翌朝には収まった。


比較的重度の副反応があった義母と
他の家族との違いは何だろう??
思い当たるのは、外出の頻度だ。
通勤やウォーキング、サイクリングで
陽の光を浴びながら1時間程度体を動かす
というルーチンがあるかないかの差が
影響したのだろうか??


ウォーキングやサイクリングには
一定のリズムがあるので、
快感物質のセロトニンも出やすい。
外で刺激を受け、会話することでも
免疫や健康への効果が蓄積されたのかも、
と思っている。


炎天下で
外出を避けがちだが、
夕方には風も出てくる。
夕陽が沈んでからも
1時間程度は太陽の余韻がある。


贅沢なお休みも、
半日が過ぎた。
籠もりきりの一日は
カラダを鈍らせる。


サイクリングしながら
明日からの日々に向けて
夕陽が沈む頃、
外にでかけてリセットしよう。


生きてこその、
未来に向けて。












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