BL妄想小説です。
ご注意下さい。






…暫く思考回路が
停止していたようで

気付くと  

相葉さんが 背中を
支えて くれていた。


「…大丈夫?」


その声に、我にかえった。


中途半端に 下げられた 下 着 と
翔さんの手で  放たれた 熱。


太腿を滴る…白く 濁した モノに


自分がどういう状態なのか

…把握した時には
顔から火が出そうだった。


「もう…翔ちゃん! 調子に乗り過ぎ」

「いや…ゴメン。
あんまり可愛いかったから…。
止まらなかった」


そう言って
首を竦める仕草をした。


相葉さんが ワタシの顔を覗き込む。


「あの…さ、 吉田さん…ここの大家さんって もう、かなりの おじいちゃんでしょ?オレ達みたいのって…理解できないと 思うんだよね?

だから…ココを追い出されると困るんだ。
…黙ってて貰わなくちゃいけなくて…チョット恥ずかしい写真でも撮って、 驚かせばいいかな?って
思ったんだけど。
翔ちゃんが調子に乗っちゃって…ゴメンね?」


キッ、と 翔さんを睨む。

再び ワタシに戻った視線は 
とても優しいもの だった。


…嫌がる?   

ああ、そうか。


「…帰ります」


ワタシは、この場を離れ
隣の自分の部屋へ戻った。


ドアを閉め
その場にヘナヘナと座り込む。

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『…途中からは イヤじゃ なかったんだ』


その事実に 戸惑う一方で

妙に…素直に受け入れている
そんな感覚もあり


考えることに  疲れたワタシは


ノロノロと…
汚れた服を脱ぎ

未だ 熱を持ったままの 自分のモノを
シャワーで洗い流ながら…

この感情に付ける名前を
探していた。




つづく


2015.2.6   miu