私ごとの報告となりますが
この度、
【令和五年度 芸術選奨文部科学大臣賞】を賜りました。

贈賞理由につきましては

【大阪生まれ、大阪育ちの生粋の上方役者として貴重な存在。令和5年は当たり役『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』の団七九郎兵衛(だんしちくろべえ)を毛穴の一つ一つから大坂の匂いが噴き出すように演じ、市井の片隅で必死に男を磨いて生きる男の切なさにまで踏み込む演技を見せた。『廓文章(くるわぶんしょう)』の伊左衛門(いざえもん)では上方和事の最高峰の役どころを絶妙のやわらかみとおかしみで体現。『三人吉三巴白浪(さんにんきちさともえのしらなみ)』のお坊吉三(きちさ)、『弁天娘女男白浪(べんてんむすめめおのしらなみ)』の弁天小僧菊之助などの江戸歌舞伎、さらには新作歌舞伎まで幅広く、現代の歌舞伎界を牽引する一人と言える。】
という通知をいただきました。


演劇部門での受賞ということで、魂と言霊をこめてそのお役に命を吹き込み勤めてきた歌舞伎を評価して頂けた事、こんな嬉しい事は御座いません。



吉田屋  伊左衛門



これも偏にいつも応援してくださり皆様,観に来てくださるお客様そして、僕を常に支えてくれているお弟子さん達、スタッフの皆様のお陰です。本当に有難う御座います。

これからも弛まぬ努力を続ける精進致しますので、ご贔屓のほど宜しくお願い申し上げます。

4月の歌舞伎座 昼の部では、
贈賞理由の一つにもなりました 『夏祭浪花鑑』の団七を勤めさせていただきます。


  団七九郎兵衛



多くの方に観に来ていただけたら幸いです


           愛之助拝


追伸

朝から沢山の電報を頂きありがとうございました。