枝垂れ柳の枝の下、薄暗く寂しげなひと気の無い、ひんやりしたような橋のたもとで
「う~う~、うらめしや~~~」
「きゃー、出た~~~おばけ~」
そこを通りかかる人をうらやんで、助けを求めてくる、時代劇に出てきそうなシーン。
季節外れですが、昔からのこんな定番なシーンは見たことがあるのではないでしょうか。
現代では、TVや雑誌の心霊特集の題材になっているものや、心霊写真などに写りこんでい
るそこにはいる無いはずの人物などが多いでしょうか。
そうです、それがよく話しに出てくる霊体なのです。
霊体はもともとは人間なのですが、肉体がありません。
しかも、死んで間もない者はほとんどが自分が死んでいるということに気がついてないの
です。突然、死ぬと、周りには本物のおぞましい幽霊ばかり居るではないですか。
え~っ!おかしいじゃないか?生前、死ぬと悪い事をしていなかったら天国へ行くと聞い
ていたのに・・・そんな声が聞こえそうですが・・・
現代からしてみれば、例えば武士や、戦で死んでいったであろう落ち武者や、折檻を受け
犯されもがき苦しんでいった町娘が死んでいったそのままの姿で目の前に現れたら、
怖いどころか気が狂ってしまうのではないでしょうか・・・
こんな恐ろしいところには居たくない、居られない、なんとかしてくれ~、
助けてくれよ~、と見渡せど周りは幽霊ばかり(他の存在も居ますが・・・)
なので安心できる生きた人間に助けを求めてくるのです。
自分の事と置き換えて考えてみると、亡くなって肉体の無い自分がまず助けを求めたく
なるのは自分の身内、親、兄弟、息子、娘ではないでしょうか。
なあ~、ここから出してくれよ~、助けてくれ~、と体にすがり付いてでも何とかして欲
しいと助けを訴えると思います、私ならそうしているでしょう。
ですが、霊体は冷たい放射性の冷気を放っているので、生きている人間にすがりつくと、
すがりつかれている者は例えば、ずっと氷を体に当てられているようなもので
霊症(霊障)を負うことになってしまうのです。
(優愛イベントの「見えない世界の体感会」や「リアルお化け屋敷」で、霊体を触ったこ
とのある方は冷たいと感じられたたと思います)
自分の身内に助けを求めてすがりついているうちに、生きている人間まで人生の調子が悪
くなっていったり、明らかに顔色が悪い、人相が違ってきている、体調が悪い、
病になってしまったりするのです
しかも、助けを求めてすがってくるのは全然関係の無い、自分に反応した、自分の存在に
気がついたであろう霊媒体質の人なら当たりかまわずに助けを求めて
すがりついてきます。
じゃあ、霊体は何処にいるの、どうしたらいいの?、という声が聞こえてきそうですが、
霊体は元は人間なので私たちが生活している所にはあたりまえのようにどこにでも
います。その数は場所により多かれ少なかれありますが、何故かひんやりしている
ところには多くの霊体がさまよっています。
死んでからも彷徨い続けるなんて少しかわいそうですがこれが実情です。
なので、霊体は生前にお経や祝詞で成仏できると教えられてきているので、お経が読まれ
ているところ、祝詞が読まれるところには集合します。
ここまで書けばお解りでしょうが、心霊スポットなどは見えない世界の者の坩堝状態。
行かないほうがいいですよ。
霊体についてのお話でした。
心空見
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