そこに訪れる方の多くは本来、現状を当てて欲しくて訪ねるわけではないと思います。
迷いすぎて決められない。
自分で決めたことが、もし間違っていたら・・・
後悔する結果になったら・・・
裏を返せば少しでも良い方向へ向かいたい、今をもっと良くしたいという思いからではないでしょうか。
占いは方法や占い師によって結果が異なる。かといって、人生に明確な正解があるわけでもない。
だからこそ迷い、渡り歩き、占い師や霊能者が自分のもやもやした部分を当ててくれたときの爽快感に、ハマっていくのかもしれません。
月に一回が週に一回、2~3日に一回・・・
スピリチュアルブーム以降急増している、占い依存です。
就職、恋愛、引っ越しなど何かを決めるとき、大きな不安が込み上げてきて自分では判断できない。
何かある度に占い師や霊能者のところへ行って相談しないと、安心できない。
この状態が本当に人を助けているといえるのか、疑問が残ります。
また相談を受ける方も、相談者の状況をいい当てる、予知をする等といった見えない世界の力を行使する行為には、必ず代償が発生します。
代償は本人だけでなく、その方の大切な人々に及ぶこともあります。
負のスパイラルを断ち切る勇気を。
当たるか当たらないかより、もっと大切なことがあることを忘れないでください。
道見